2022年9月22日木曜日

HP Audio Switchは すぐにアンインストールすべし

 先日、リモート参加者も含んだ打合せ会議を行うこととなり、
急遽スピーカーフォンを購入。
購入したのはサンワサプライのMM-BTMSP1という製品。
これをノートPCに接続し、スカイプ経由でリモート参加者と繋ぐ予定でした。

ところがこのスピーカーフォンの到着まで時間が掛かり、
事前テストが出来ないまま打合せに臨む形になってしまいました。
まぁスカイプでの通話はかなり昔から使っていたので特に不安は無かったのですが・・・・

いざ打合せ場所に集合し、セッティングを開始。
開始時間になったのでスカイプを起動しリモート参加者を召喚。
し・か・し!!

こちら側の声がリモート参加者に届かない!!

他の参加者にもノートPCの設定を色々確認してもらったものの解決しない。
スピーカーフォンのマイクのみならず、ノートPC本体のマイクも含め、
全て音声入力が効かないという状況。
これはWindowsが壊れてる可能性すら感じたので、
結局ノートPCは諦めてAndroidタブレットにスピーカーフォンを繋げ、
なんとか打合せを開始できました。

上記のスピーカーフォン、USB接続のみならずアナログ接続も可能なので、
私のタブレットに繋ぐことも出来た次第。
奮発して最上位機種を買って正解だったと安堵した瞬間でした。

帰宅後、すぐに原因究明作業を開始。
今後もリモート打合せを行う可能性は有る訳ですし、
何よりノートPCの調子がおかしいのは非常に困るわけです。

通常のヘッドセットを繋げての調査から始めたわけですが、
やはりどうやっても音声入力が効きません。
今までこのノートPCで音声チャットを行ったことが無かったので発覚しなかった事態。
気が付いて良かったと言うべきなのでしょうか??

グーグル先生も尋ねながら色々試してみるものの一向に改善せず。

万策尽きた感が漂いだした頃、なにげなくタスクバー内の隠れてるアイコンを見てみると、
「HP Audio Switch」なるものを発見。
なんだこれ?と思いつつ、それを開いてみると、
オーディオの入出力の選択機能ではありませんか!!

で、それに音声入力選択をヘッドセットのマイクを選んでみると・・・・・・
音が入るようになった!!

もう全て解決ですよ。
この「HP Audio Switch」とかいうツールが全ての元凶だったわけです。

スカイプのみならず、Windows上の数々のアプリって、
WindowsのAPIに沿って音声入出力を扱ってるわけですね、当然ながら。
なのでどのアプリも基本的な使い方はほぼ一緒なわけで、
ユーザーが戸惑うことは少ないわけです。

しかしこの「HP Audio Switch」というツール、
WindowsのAPIを無視して動いてるようなんですね。
具体的にWindowsの設定やアプリの設定で音声入出力を切り替えても、
それを完全無視して入出力の設定を強制的に変えてる模様。

何より凶悪なのは「HP Audio Switch」の設定がWindowsやアプリ側から見えない点。
「HP Audio Switch」の設定とアプリ側の設定が食い違ってた場合、
見た目の設定は問題無いのに音声信号だけが通らないという、
非常に困惑する現象に陥ります。

一般的なPCだと、Windows側もしくアプリ側のどちら音声入力を切り替えても
きちんと音声の入力源は切り替わるようになってます。
しかしこのノートPCの場合、上記の切換に加え、
「HP Audio Switch」の設定も切り替えるという作業が必要になります。

単純に手間が増えてるだけやん!

もうねほんと、だれがこんなクソツール考えたのやら・・・・・・
初見殺しもいいところ。
百害あって一理なしですよ。

原因が判明したので、すぐに「HP Audio Switch」をアンインストール!
もうすっかり普通のPCに戻りました。
胸をなでおろしましたよ。

HPのノートPCユーザーの皆さん、
もしまだ気付いていらっしゃらなければ、
すぐに「HP Audio Switch」をアンインストールしましょう!!