2024年2月5日月曜日

ジョイスティックケーブルのチェッカー完成

 X68000やMSXと言った一昔前のパソコンでは
アタリ規格をベースにしたジョイステックポートが使われていました。
現在はUSBポートに取って代わられているので全く使われていませんが。

上記のような旧機種向けのアクセサリーを製作しようとすると、
モールド加工済みのジョイスティックケーブルが欲しくなります。

もちろんこのケーブルは ほぼ需要が無くなってしまったので、
国内で製造しているところは皆無かと。
ところが中国だと まだ入手可能なんですね。

そんなわけで中国製造のケーブルを仕入れるのが順当な選択肢になるわけですが、
もちろん難点もありまして、以下のような要注意点があります。

1、全ピン結線されているとは限らない
2、品質保証が甘いので断線等の不良も有り得る
3、各ピンと電線の結線資料が存在しない

とまぁ、真っ当なメーカー品であれば 起こり得ないような話が出てくるのです。


そこで自作したのが、今回の主題であるケーブルチェッカー

単に各ピン毎に導通を見るだけの代物なので、
簡易的にはテスターで代用することも可能ですが、
本数が多くなるとちょっと面倒な作業になってしまいます。

以下が実際の作業中の写真。








 

 

ジョイスティックケーブルを左側のコネクターに差し、
逆端の電線を1本ずつテストピンに接触させると、
コネクターのピンに対応したLEDが点灯するというもの。

どのLEDも点灯しなければ断線していると判定になりますし、
複数のLEDが点灯した場合は どこかで短絡している事に。

このチェッカーの電源は5Vで、上側のDCジャックに供給します。
秋月電子等で売ってるACアダプターでも問題ありません。

ターゲットを割り切ってる分、汎用性は低いのですが、
使い勝手は悪くない感じです。

需要はほとんど無いと思われるので同人ハードとして頒布の予定はありませんが、
まだ未実装基板が余っているので、 欲しい方にはお分けも可能ですので
メールにて問い合わせください。
(プロフィール欄からメール連絡が可能です)

 

2024/2/8 追記

参考用に回路図も掲載いたします。
この通り、非常に単純なものです。