2023年3月23日木曜日

基板結合のミスをリカバリー

 ツイッターにちょろっと書きましたが、単発の実験用基板にて、
仕様変更漏れによるミスが発覚しまして、急遽対処することに。

基板を上下に重ねるのですが、元々は一般的なピンヘッダーとピンソケットを利用し、
基板間距離11mmで結合させるつもりでした。

しかし下側の基板にはTO-220サイズのレギュレーターが存在してまして、
これの高さが優に11mmを超えます。

レギュレーターだけ裏面実装とか、色々検討してみましたが、
最終的には この形にしました。










ピンヘッダーを挟んでピンソケット同士を結合させる様にして、
基板間距離30mmを確保しました。
一般的なピンソケットを使用すると約20mmしか取れないのですが、
秋月電子に売ってるロングピンソケットを使用することで30mmまで延ばせました。

写真上側のピンソケットは一般的なタイプなのですが、
これは既に基板実装が完了していた為、そのまま使用する事にした次第。
ロングのピンソケットは下側だけです。

基板間距離30mmあればレギュレーターは全く干渉しませんし、
簡単な放熱器も取り付けられそうです。

電話セールスに思ったこと

 世の中、インターネット上の広告表示を多数見かけますが、
まだセールス電話も存在しております。

セールス電話を忌み嫌う人は多いのですが、私はそこまで嫌悪しておりません。
少なくともインターネット広告と違い、人と人とのコミュニケーションを介するからです。

先月頃だったか、某クレジット会社から保険勧誘の電話をいただきました。
この手の保険って、保険会社に対しては団体加入という形を取るので、
一般的な個人加入の保険よりもメリットあったりします。

しかし電話で長々と話しされると仕事の邪魔になってしまうので、
資料送付をお願いして、その場は終了。
後日、資料が封書で届きまして、ぼちぼち目を通してました。

そして先日、改めてお電話を頂いたのですが、
その際に非常に気になった点があったので、ここに記載します。

電話セールスの要点は直接コミュニケーション取れる事。

相手と言葉でやりとりしながら話を進められるのがメリット、ということです。

先方は資料送付したことは 当然知ってて電話してきてます。
ならば、この後の展開は どうなると思いますか?

普通に考えるなら、

1、資料を見た感想を聞く
2、それに対する補完をする
3、総合的観点から加入メリットを伝え、加入を促す。

という流れではないでしょうか?

 

しかし先日の電話では・・・・・

1、加入メリットを一方的に伝え、加入を促す。

だけでした。
明らかにコミュニケーションが取れていないですよね。 

こちらとしては頂いた資料を見た感触として、
金額に対しての補償内容が特にメリット多いと感じなかったので
今回は加入しなくていいかなと思っていました。
でも電話でやりとりしてる内に、評価が変わる可能性も有るので、
最終結論は保留にしてあった次第。

しかし、上記のような電話をもらってしまったら、
こちらも相応の返答をするしかないわけで・・・・・・・

一方的に加入しない旨を伝えて、話しは終わりました。

正直、こんなくだらないやりとりで終わるならば、
仕事の手を止めてまで電話で話す価値は無いわけですよ。
相手にデメリットを生じさせるような電話セールスはアカンです。

2023年3月19日日曜日

新PCを準備中。

 現在使ってるプライベートPC、さすがにそろそろ寿命っぽい。
たまーーに、謎のリセットが起きたりするのねん。
さすがに そろそろ買い替えが必要かなと感じ始めました。

企業だとPCは3年で減価償却という話を耳にした事があります。
それだと3年過ぎるとPCを更新できるというわけですが、
このPCは たまに仕事で使うこともありますが、基本的にはプライベート用。
なので減価償却など無いわけでして、定期的な更新も無理。
とにかく長~く使う前提で組んでおります。

そんなコンセプトなので、新PCも同様に暫く更新しないわけですが、
部品選定で一番問題になったのはCPU。
正確にはソケットですね。

CPUのメーカーはインテルとAMDの2社が有り、
それぞれソケットが異なるわけでして、
ソケット選定はCPUメーカーの選定に直結するわけです。

現在のプライベートPCではインテルのCPUを使用してます。
元々私はAMD派だったのですが、AMDのCPUが高発熱と低パフォーマンスで
壁にぶち当たった際に、やむなくインテル製に乗り換えたのでした。
上記の話は相当昔ですから、現在のプライベートPCがどれくらい経ってるか、
なんとなくお解かりいただけるかも?

しかし最近のAMD製CPUはかなり具合が良くなってる模様。
むしろインテルが ちょっと躓いてる感じ??
なので今回はAMD製で行くことに次第。

そのAMD製CPUですが、SocketAM4とSocketAM5が市場に存在します。
SocketAM5は最近出てきたもので、今後はAM4から置き換わります。
私のように長期に渡って使用する身としてはAM5を選択するべきなのですが・・・・・

CPUもマザーボードが高い!!

もうこれが痛くて(;;
AM4のマザーボードと比べて2~3倍くらいするんですね。
数倍と言っても、10万円も差があるわけではないものの、
今回は急な出費ですので、なるべく抑えたいところ。

で、結局SocketAM4を採用することにした次第。
ちょっとモヤモヤ感は残りますが、まぁ仕方ないところですね。(;;

ちなみにCPUはマザーボードほど差が有りません。
SocketAM5用は まだ種類が少なくて、エコノミークラスが存在しないのですが、
だいたい1.5倍くらいという感じでしょうか。
確かに高いのは間違いないのですが、この差ならばまだ許容できる範囲かなと。
ネックになるとすれば、私が選択するTDP65W品が1つしか存在しない点です。
他はすべてTDP105W品なので、パフォーマンス重視なら構わないかもしれませんが、
私の方向性とは ちょっとズレてるもんで・・・・・

そもそもSocketAM5用のCPUって、ZEN4アーキテクチャを使用しているわけで、
これは同パフォーマンスで低消費電力を謳っていたはず。
ならばむしろTDP65W品が いっぱい出てくるはずなのにと思ったり。
まぁこの辺は大人の事情なんでしょうね(笑)

2023年3月15日水曜日

ホーザンのP-967

 ふと、お気に入りの工具を紹介してみることに。

ここ数年で一番のヒット作だと思われるのがホーザンのP-967。
何の変哲も無いワイヤーストリッパーでございます。











 

 

(画像出展:メーカーホームページ)

何の変哲も無いのに超お勧めとは、何やら違和感ありますかな?
ワイヤーストリッパーとしては よく見かける形をしていて、
何か特殊な機能を持っているというわけではありません。
そういう意味で「何の変哲も無い」と申し上げた次第。

しかし、基本的なワイヤーストリッパーとしての能力において、
この製品は非常に素晴らしいと感じてるのです。

①電線用の穴サイズが秀逸

ワイヤーストリッパーは芯線を傷つけずに被覆を剥くのが その役目。
しかし、その穴サイズは各社が独自に調整を加えております。
芯線に対して穴が大きければ被覆の残りが多くて剥くのに力が必要。
かと言って穴が小さいと芯線を傷つける確率が高まります。

このP-967は そのバランスが非常に良いと感じました。
初めてワイヤーストリッパーを使用される方には体感できないと思いますが、
色んな製品を触ってきた方だと、ご納得頂けるかと。

②適用電線サイズの範囲がベストチョイス。

この形のワイヤーストリッパーは剥く電線のサイズが仕様で決まっています。
特定サイズの電線剥きを行うという方は ほとんど居られないかと。
すると適用電線サイズの幅が広いほうが利便性は上がりますよね。

このP-967はAWG#30からAWG#18までサポートします。
この範囲というのは、一般的な電子工作をされる方にはベストではないでしようか?

細い方がAWG#30までということは、フラットケーブルの各単線を剥くことが出来ます。
これより細い線となると一般的に加工することはないと思って構わないところ。
特殊電線の領域に入ってしまうからです。

太い方はAWG#18が上限ですが、これもベストな値と思います。
これより太い線となると、このスタイルのワイヤーストリッパーでは力が必要になるので、
ちょっと作業性が良いとは言えなくなります。
ですので、これら太い線には、ホーザンのP-90-Bのようなストリッパーがお勧め。
それに通常の電子工作でAWG#18より太い線を使う頻度は かなり減るかと。
それらを加味すると、AWG#18上限というのは丁度いいと感じるのです。


ストリップ部の手前側にはカッター部も存在しており、これがまた非常に有用です。

ストッパーが付いてるので、使用しない間は刃を閉じておけるのも高ポイント。

エラストマーのグリップ部も、感触が良いです。

 

とまぁ、特に欠点らしきものが見当たらないという、非常に凄い製品。
個人的にはホーザンの刃物類は2流扱いしていたのですが、
ワイヤーストリッパーに関しては文句無く最高です。

 

余談ですが、オプション品のストリップゲージについてはお勧めいたしません。
正直、使い勝手が良いとは言いがたいもので・・・・・・・

2023年3月14日火曜日

基板の謎仕上がり

 先日、Seeedへ基板を発注した際、データーの不具合連絡が来まして、
何が起きてるのか正確に把握できないまま、よしなに処理してと回答してた次第。

で、その基板が本日到着しまして、やっと事態が把握できました。

以下が現物の写真。










一番上に4つ並んでる大きい穴、何か変なもんが付いてるの、
お解かりいただけるでしょうか?

この穴はφ3.4の単純なバカ穴なのですが、
何やら銅箔パターンが存在してる模様。

しかしこの形状、見覚えが有ります。









 

CAD画面上のバカ穴表記にそっくり。

しかしこの表記、当然ながらパターンではありません。
なので基板の実物上に表れるなんてことはないのです。

CADのバグなのか、それとも何か別な要因が絡んでいるのか・・・・・
謎は深まるばかり。


3/15追記

原因が判明。
バカ穴に丸十字パターンを出力するのはCADの仕様でした。
通常はNCドリルで全て削られてしまうので、今まで気付かなかったというオチ。

でも今回は特殊形状のバカ穴だった為に、丸十字パターンがNCドリルよりも大きい為、
削られなかった部分が表れてしまったという話。

改めてCADの設定を確認すると、「Mt Hole未出力」という設定がありまして、
これにチェックを入れると丸十字マークがガーバーに出力されないのでした。
基板製造時、NCドリル加工を行う限り、丸十字パターンは全く不要なので、
今後は忘れずに上記のチェックを入れることにします。

2023年3月10日金曜日

カーシェア料金について

 私はタイムズーのカーシェアを利用しておりますが、
基本的に短期利用に限って使用しておりました。
稀に出張等にて長期で車を使用する必要がある場合は、
通常のレンタカーを利用していたのです。

来月、1泊2日程度で郊外へ出かける予定がありまして、
レンタカーを予定していたわけですが、
参考までにとカーシェアの料金も比較検討してみました。

すると・・・・・・・・
大差無いという結論に!!

カーシェアの難点はガソリン代分と言える距離加算料金。
タイムズの場合は1kmあたり16円加算されます。
ガソリン代を1リットル160円と仮定した場合、
1リットルで10km走行に相当する計算になります。

最近の超低燃費車であれば、この距離加算料金が非常に割高なのがご理解頂けるかと。
そんなわけで長期利用の場合にはレンタカーを使用する様にしていたわけです。

さて、来月のお出かけですが、日程がそんなに長くないこともあり、
走行距離は約400kmと見込んでおります。
借りる車種で結構差が出ますが、燃費は15km/リットル位と考えたら、
ガソリンは約27リットル消費する計算。
1リットル160円としたら、約4300円というところですね。
上記に車のレンタル料やオプション料金を加えると、
総額で約18000円くらいになります。
まぁ順当なところかなと。

次にカーシェアで計算してみると、車のレンタル費が約10000円。
距離加算が6400円ですから、合計で約16400円!

変わらないどころか、微妙にカーシェアの方が安いという話も。

走行距離が もっと長ければカーシェアの方が不利になるとは思いますが、
案外ネックになったのがオプションの補償料金。
何か起きた際の免責補償等に対するものですが、
この金額って案外バカにならないんですね。

それに対しカーシェアにも似たようなオプションサービスは有りますが、
ほぼ無視出来る位、圧倒的に安いんですね。 

そんなわけで、今回のようなお出かけであれば、
カーシェアでも問題無しという結論になったのでした。