2024年1月20日土曜日

圧着端子用のマークチューブ

 盤内配線等で、裸圧着端子と線番印刷済みのマークチューブを組み合わせて
使用されてる方が多いと思います。

使用する電線の種類によっては、
マークチューブが被せる際の作業性に難を感じた方はいらっしゃいませんか?

私も以前から気になっていたのですが、今回改めて調べてみたところ、
UL1015規格の電線を使用する際、問題になると気づきました。

UL1015規格の電線は耐圧600Vの耐熱電線ですので、
JIS規格品ですとHKIV線が相当します。
しかしHKIV線を使用する際には作業性の問題は感じてませんでした。

この差は何かと言いますと、ズバリ電線外径です。

2スケアの電線で比較してみると以下の通り。
  HKIV      外径3.4mm位
  UL1015  外径3.6mm位

通常、2スケア用に使われるマークチューブの内径は3.6mmです。
つまりUL1015だと隙間が無い状態なのです。
どおりで作業性が悪いわけですね。

ちなみに1.25スケア線でも比較してみると、
  HKIV   外径3.1mm位
  UL1015  外径3.2mm位

1.25スケア用のマークチューブ内径は3.2mmですから、
やはりUL1015だと隙間が無いですね。


隙間が無いと電線上をマークチューブが滑らないので、とても手間がかかります。
対策はマークチューブのサイズアップしかありません。

「内径3.6mmの上は内径4.2mmになってしまうやろ」と、
思われる方もいらっしゃるかと。
内径4.2mmは3.5スケア電線用なので、2スケア線には太すぎかも。
しかし実はその間のサイズというのが存在しているのです。

メーカーは限られますが、内径3.8mmや内径4.0mmという物が有ります。
これらを使用すれば問題解決です。

なお、圧着端子に対してですが、2スケア用の圧着端子は外径約4.2mmです。
ですので留まらずに抜け落ちる心配は少ないかと。


他の選択肢としては扁平型チューブを使うという方法が有ります。
一般的なチューブは断面が まん丸ですが、
扁平型チューブでは断面が潰れた丸になっています。
その為、チューブサイズに対して小さめの電線や圧着端子を
使用してもホールドされるんですね。

これは製造しているメーカーが限られてしまうので、
単価と入手性の点では劣るかと思いますが、汎用性の点で便利なので、
知っておくと良い製品でしょう。


余談ですが、内部形状を工夫することで、大きめのチューブサイズでも
ホールドされるという製品として「ピタットチューブ」という物があります。
メーカーさんも拡販に力を入れてる様なので、目にする機会も増えてきました。
しかし要注意なのは、この製品、レタツインでは使用不可です。

従って専用のマーカー印刷機が必要となる点に留意が必要です。


2024/1/21  追記
発注してたチューブ2種類が到着。
1つは内径4.0mmの円型チューブで、
もう1つは最大内径4.2mmの楕円形チューブです。
参考までにこの楕円形チューブの型番はRBT-4268です。

これらを、UL1015 AWG#14線に2スケアの端子を圧着した物へ付けてみました。
結果としては内径4.0mmの円型チューブがジャストフィット。
楕円形チューブの方は一応ホールドされるものの、ちょっと緩いという感じ。
常用するなら内径4.0mmのチューブがベターという結論です。

通常、2スケアの端子用としては内径3.6mmのチューブが使用されますが、
私の感覚としては 端子に対してチューブが細すぎでした。
その為、装着時に力が必要で、特に気温が低いと作業性が悪かったのです。
それに比べると内径4.0mmのチューブは作業性が良く、
低気温時でも さほど問題無いと思われます。
2スケア用としては内径4.0mmのチューブの方が向いてると判断します。

2024年1月7日日曜日

登録メアドを訂正しました

このブログでは、私の詳細プロフィール画面内から、
私に対してメールを送る事が出来る様になっているのですが、
登録しているメールアドレスが古いままでした。

その為、メール送付が機能しない状態になっておりましたが、
先程気づいて修正いたしました。

申し訳ございませんでした。

喫茶フラミンゴ

 これは一部の方向けの内容です。

札幌の南1西20に「喫茶フラミンゴ」というお店が在りました。

もうかなり前に閉店してしまったのですが、
私が長年、常連としてお世話になっていた とても思い入れのあるお店です。

 

月日の経つのは早いもので、フラミンゴを経営していたS荒夫妻が
お二人ともお亡くなりになりました。

大々的に何かを執り行う予定はございませんが、
ご縁のある方のお耳に届けば幸いと、デジタル魚拓のつもりで
ここに記載する事にした次第です。

これをご覧になり、詳細が気になる方は私まで連絡ください。
また、X上でも情報交換を行っております。