某お客さんの案件で、モニター装置の具合が良くないという話がありまして、
サクっと様子を見に行ってきました。
結果としては、当方の装置はほぼシロだったわけですが、
今回の話のネタは、その際に使用した装置。
問題の装置というは4-20mA出力のセンサーを電圧信号に変えてから、
複数の装置を経由してます。
なので、途中経路の電圧値を見てやれば、どこがおかしいかを特定可能。
ということで今回、仮設で電圧をモニターできるユニットをこしらえたわけです。
電圧をモニターするユニットというと、簡単に頭に浮かぶのは電圧ロガー。
電圧を採取しメモリーに溜め込み、あとでPC等で解析するという代物。
もちろん電圧ロガーでも同様のことは可能ですが、
PCでデーター解析なんて二度手間ですし、
PC不要のモニター画面付きタイプは大きくて高価。
そもそも私は電圧ロガーを所持してません。
てなわけで、「かんたんスマートモニター」を電圧をクラウドに飛ばすようにしたのが、
今回の仮設モニターユニットです。
「かんたんスマートモニター」には電圧入力端子が有りますから、
ここに採取電圧を入れるだけでも良さそうですが、
今回は念のため、バッファーアンプを入れてやりました。
「かんたんスマートモニター」の電圧入力端子は
標準だと入力インピーダンスが47KΩくらいです。
オペアンプ入力なので、カスタムすれば もっと入力インピータンスを高くできますが、
ノイズ耐性を考えると入力の信号線を長くできないので、使い勝手が悪くなります。
なので「かんたんスマートモニター」本体の入力インピーダンスはそのままで、
入力インピーダンスが高いバッファーアンプを信号を拾い、
「かんたんスマートモニター」に送るという構成にしました。
クラウドに上げたデーターは、何らかの方法で見る手段が必要となりますが、
毎度おなじみのNode-Redの出番でございます。
CSVファイルに吐き出すなんてことは出来ませんが、
電圧値と変化グラフを表示するくらいなら これで十分。
グラフはスクリーンショットで記録に残しました。
宿に戻ってからヌクヌクしながらPCで採取電圧をモニターしてました。
もちろんスマホやタブレットで見ることも可能。
とまぁ、こんな構成で十分役に立ったのでした。
今回はACアダプターで電源を取ったのですが、乾電池で動かすことも可能なので、
予想以上に便利かもしれないなぁと感じてるところ。
改めて商品化うんぬんというほど、おおげさな代物でもないのですが、
興味ある方いらっしゃいましたら お声がけください。