2025年7月17日木曜日

PMLCAP変換基板

 唐突に思いついて作製した「PMLCAP変換基板」が出来上がりました。

念のために説明しておくと、PMLCAPはルビコン社が販売している、
チップ型のフィルムコンデンサーです。 

近年、電子部品の表面実装化が顕著になってきてますので、
当然ながらチップコンデンサーの需要も非常に高いです。

しかしチップコンデンサーとは一般的には積層セラミックコンデンサーを意味します。 
なぜなら それ以外の種類のチップコンデンサーが非常に少ないからです。

しかし所詮はセラミックコンデンサーですから、
全ての用途に万能というわけにはいきません。 

一部の用途にはフィルムコンデンサーが欲しくなるわけですが、
選択肢が非常に少なくなってしまうのが現状です。

そんな現状の中、燦然と光っているのがルビコン社のPMLCAPというわけです。

 

前置きが長くなりましたが、そのPMLCAPをリード部品の様に扱う為の変換基板が、
今回作成した「PMLCAP変換基板」なのです。 

要はリード型のフィルムコンデンサーが有ればいいんじゃね?
という話なのですが、先に書いた通り 昨今は電子部品のチップ化が進んでる為、
リード部品がどんどん製造終了していってるのです。

昔なら難なく入手出来たフィルムコンデンサーも、
全世界レベルで品種が限られてきてて、当然ながらも入手性も悪く高価です。


そんな背景から作製した「PMLCAP変換基板」ですが、構造は至ってシンプル。
PMLCAPを実装する両面基板からリードが2本生えるだけです。

基板から生えるリードはマックエイトのハイブリッドIC用端子を使用。
2.54mmピッチになっていますので、ブレッドボードにも利用可能です。

以下の写真は実際に実装してみたもの。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下に伸びてるリードは未カット状態ですが、使用時は任意の長さでカットします。

写真のPMLCAPは3225サイズ品。
PMLCAPには3216・3225・4532・5750の4サイズが存在します。

当方が作製した変換基板は3225用・4532用・5750用の3種類。
3216サイズは3225用基板に実装できるので、全サイズに対応可能です。

7/20に開催される「つくまた2」にて頒布いたしますので、
ご興味持たれた方、ぜひお待ちしております。 

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