前の記事に続いて、また失敗話とか縁起悪いけど勘弁plz
某氏向けのハードで設計ミスに気付いたもんで、
急遽戻してもらって改修することにした話です。
PICマイコンからTTLロジックである7438を押すと言う回路なのですが、
間に別基板が噛むこともありまして、うっかり下記の様になっちゃいました。
1つの信号線上に3.3Vのプルアップと5Vのプルアップが同居しちゃってます。
これは当然マズいわけですね。
マイコン基板は元々別目的で作ったものを流用してます。
この接続ならば本来、マイコン基板上で3.3Vプルアップは行わないんですね。
このマイコン基板を使うとしても、本来ならば以下の様な設計にしなきゃなりません。
さてどう修正するかが悩みどころ。
本来ならば上図の様に換えるのが筋ですが、
ドライバー基板上には3.3Vの電源が存在しません!!
つまり3.3Vのレギュレーターから用意する必要があるわけです。
う~~ん、さすがにそれは大がかりになっちゃうなぁと・・・・・
そこで閃いたのが下記の方法。
プルダウン抵抗を追加し、見た目3.3Vでプルアップされてる様にするものです。
これなら改造も少なくて済むので、この方針で行くことに。
3.3Vということならば、18KΩではなく20KΩでプルダウンすれば、
3.33…V相当になるので近くなりますが、
3.3Vよりも高くなるのは避けたいわけでして、
抵抗の誤差も考慮すると若干低い電圧にしたいところ。
そこで18KΩにしました。
これだと約3.21V相当という値になりますので、
抵抗の誤差を加味しても3.3Vを大幅に超過することはないでしょう。
さてでは実際の改修作業ですが、ドライバー基板内のプルアップ抵抗は
実際にSIP型の抵抗アレーなんですね。
それにちまちまプルダウン抵抗を1本ずつ付けていくのは難儀です。
ですので18KΩの抵抗アレーで一気にプルダウンすることにしましょう。
しかしここで問題が!!
18KΩの抵抗アレーって、入手性が悪いんですね。
さてどうしたものか・・・・・・
海外から引っ張るか?
とか考えていたら、またまた閃きました。
以前「つくまた」で頒布した抵抗アレーキットを使えばいいんじゃね?
チップ抵抗さえあれば、任意の抵抗アレーを自作できるのが強み。
ということで作った抵抗アレーが下記。
8連タイプはオリジナルのキットのままですが、
4連タイプは9連用キットをカットして作っています。
一応こういう使い方も想定していました。
抵抗アレーが用意できたので、いざ実装。
こんな感じで無事改造完了です。
基板にアセテートテープを貼り、その上に抵抗アレーを置いてます。
GNDをスズメッキ線で引っ張ってきてるのはご容赦という感じ。
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