2020年1月8日水曜日

Fusion360とEagleのタッグが更に進化。

新年明けて早々、Autodeskから発表がありまして、
Fusion360のサブスクリプション契約の中に、Eagleも含めるとのこと。

つまりFusion360の使用権が有れば、Eagleも使用できるということです。

この際に使用可能なEagleはPremium版、つまり無制限版です。
これは凄い!!

Fusion360とEagleの抱き合わせ販売?と勘違いしないで欲しいのは、
Fusion360のサブスクリプション契約には、無償利用が可能なものも存在する点。

実は今回のEagleの件と併せて、Fusion360のサブスクリプションも変更が入りました。
従来のサブスクリプションは
  ①有償ライセンス
  ②スタートアップ向け無償ライセンス
  ③学生向け無償ライセンス

の3種類だったのですが、②の部分が2種類に分かれまして、
  ①有償ライセンス
  ②スタートアップ向け無償ライセンス(商用利用可能)
  ③個人使用無償ライセンス(商用利用不可)
  ④学生向け無償ライセンス
という4週類の構成になりました。

②の無償ライセンスはAutodeskに申請/承認のプロセスが必要なものの、
申請資格は旧サブスクリプションの②と、ほぼ同じ内容。

上記のように相変わらずFusion360は無料で使用することができるのです。
それと同時にEagleのPremium版も無料で使用できるようになるのですから、
ビックリするような内容ではありませんか?


今回のサブスクリプション変更で1つ要注意なのは、
Fusion360とEagleのサブスクリプションが完全に合体したというわけではない点。
あくまでFusion360のライセンスでEagleも使えるという話で、
その逆は無いということです。

:現在のAutodeskのホームページに行くと、Eagleのサブスクリプション契約は
Fusion360のページに飛ばされるようになっているので、
Eagle単体でサブスクリプション契約を行うのは不可能になっているのですが、
従来からの契約を継続してる方は、その契約が生きてるんですね。
なので、EagleのPremium版を契約している方は、
この機会にFusion360のサブスクリプション契約に切換えることをお勧めします。
金額も安くなる上に、Fusion360も無制限利用できるようになります。


さて、話を戻しましてFusion360とEagle Premiumのタッグ。
基板CADと3D-CADの連携というのは、特に珍しくなくなりました。
KiCADはFreeCADと、DesignSparkPCBはDesignSparkMechanicalと、
SolidWorksはSolidWorksPCBと、という感じです。

KiCADやDesignSparkPCBは無償利用できますが、機能はぼちぼち。
SolidWorksPCBは機能は凄いものの、料金も凄い。(笑)
その間にFusion360とEagle Premiumが入り込んでくるんです。
費用を抑えつつ、そこそこの能力のCADを使いたいという方には、
なかなか魅力的な選択肢じゃないかな。

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