2021年1月17日日曜日

フォトカプラーをマイコンに接続

 非常に初歩的な内容なのですが、実際に問題ある設計を見かけたので、
念のために記載しておきます。

マイコンで外部機器からの信号を受け取る際に、
フォトカプラーを噛ますことはよく有りますね。
電圧が違う回路だったり、絶縁が必要だったりと、目的は様々。

しかし大抵の場合、基本的な回路は下記のような構成かと。


 









フォトカプラーがOFFの時はプルアップ抵抗でハイレベルになっていますが、
フォトカプラーがONになるとローレベルになるという動作ですね。

ここで使用するフォトカプラー、速度も要求されないような条件だと、
TLP785等のもっとも基本的なタイプを使用されると思われます。
ここにTLP627等のダーリントン出力のフォトカプラーを使用してはいけません

ダーリントン出力は出力ON時の残電圧が高いので、
マイコン側入力のローレベル規定に達しない可能性があります。

マイコンが5Vで動作している場合には さほど問題にならないと思いますが、
最近の流れは低電圧化なので、低電圧動作のマイコンでは要注意です。

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