うちはIoTハード屋を謳っているわけですが、
最近は困った状況に直面しております。
うちはハード屋という立ち位置なので、
お客さんへのIoTユニット販売は売り切りという形にしてます。
どういう意味かと言いますと、1台いくらで売り、
その後はお金を頂くことは無いということです。
IoT動作に伴う通信料金はどうすんの?という疑問が出ますが、
これは通信に関する契約をお客さんが直接結んでもらう形にします。
こうすることで、お客さんの通信費負担が最小で済むわけです。
IoT屋でこの形を取ってるのは うちだけだと思われます。
お客さんが毎月数千円も通信費を払っているならともかく、
IoTだと毎月数十円しか消費しないケースが少なくないんですね。
かと言って、その程度の金額を間に入って支払うとしたら、
事務処理の手間を含めて数百円は請求する必要が出るわけです。
お客さんから見たら、かなり損してるように感じますよね。
そんなわけで、うちは通信費請求に噛まない様にし、
手離れ良くしているのです。
というのが、当初リリースした「かんたんスマートモニター」の話。
さくらインターネットのsakura.IOを使用しているので、
毎月のお客さん負担は100円に満たないので、
上記のような販売形態をとることが可能でした。
と・こ・ろ・が!!
sakura.IOが販売終了してしまい、
新たなシステムがさくらインターネットからリリースされたわけですが、
SIMの契約の他に、クラウド側のサーバーの契約も必要なのです。
(sakura.IOでは毎月のモジュール利用費にサーバー代も含まれてる)
このクラウドサーバーの費用というのが毎月4千円以上するんですね。
クラウドサーバー1台で1万枚のSIMを収容できることになっているのですが、
他のお客さんのSIMが見えちゃまずいわけですから、
SIM契約をお客さん側で行うとしたら、
サーバーもお客さん側で契約する必要あるわけです。
SIMを数千枚とか使われてるお客さんなら問題無い話ですが、
数台のIoT機器を使いたいというお客さんが
4千円以上のサーバー台を負担するというのは酷な話ですよね。
そんなわけで、当初の「かんたんスマートモニター」の売り方が
出来なくなってしまって困惑中なのでございます。
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