2020年3月28日土曜日

コミケ中止の影響

5月に開催予定だったコミケが、コロナの影響で中止となりましたね。
運営に対し、良い判断だったとか、労う声とかを結構見かけます。

もちろんそういう声が出てくるのは、コミケの運営に対する高評価が元でしょうから、
それはそれで良い事だと感じてます。

その上で私が感じたことを ここに書いてみたいと思った次第。
あ、ハッキリ申し上げておきますと、私はコミケには全く関わっておりません。
あくまでも外野の一人です。
私が一番懸念しているのは、今後起こるであろう騒動です。
単刀直入に言ってしまうとお金の話。

我々が予定していた温泉旅行が、コロナのせいで中止になるのとはわけが違うわけです。
前回のコミケ開催時に中止決定だったならば、
今回のコミケについて さほどお金は動いていなかったでしょうから、
されほど問題にはならなかったと思います。
しかしこの時点まで来てしまうと、相当な額のお金が動いてしまってます。
それをどう収拾つけるか、が問題でしょう。

カタログは既に印刷入っているので、通常通り販売だけは行うので、
支援のための購入お願いが出ておりますね。
しかし、この売り上げだけで支出のカバーできるのかが不安なのです。

会場費もビックサイトから返金してもらえるのか不透明のようですし、
何より私が懸念しているのはサークル参加費。
もう既に徴収されているわけですが、これも返金と言う話になれば、
相当な額の出費になるのは間違いないところ。

まだこの部分についての公式発表は耳にしておりませんが、
運営側としてはできれば返金は避けたいところでしょう。
ツイッターでは、参加費の返金は無用ですよと表明してるサークルさんも
既にいらっしゃるようですけど、皆がそうおっしゃるとは限らない気がするんです。

サークルさんが自主的に参加を中止したのではなく、
コミケ運営が開催を中止したわけですから、
サークル側としては参加費の返金請求の権利が発生するはず。
普通に考えて、一部のサークルさんだけ返金しまーすというわけにはいかないでしょうから、
もし返金の請求が発生した場合には、全サークルに返金しなければならないかと。

同様に企業ブースについても言えるかと。
企業ブースは更にシビアだと思われます。
企業ブースの出展費 たぶん結構な額にのぼると思うのですが、
ほぼ間違いなく返金請求が発生すると思います。
じゃないと出展側の経理上、問題が出てくるでしょうから。

上記を総合し、今後多額の出費が発生することになった場合、
カタログの売り上げだけでまかなえるのか?という点で甚だ疑問を感じます。

結果としてまかなえなかった場合はどうなるの??
たぶんコミケの運営が潰れます。
一般会社であれば、銀行からの融資とかで乗り切ることも可能でしょう。

しかし、私の予想では金融機関は貸してくれません。
なぜならばコミケは同人文化という点が大きく絡んでます。

仮にお金を借りたとしたら、当然借金は返済しなければなりませんよね。
普通の会社は利益の中から返済していくわけで、
その為に金融機関は、その会社の財務状況を審査して融資するわけです。

しかし同人文化は儲けるための活動ではないわけです。
ならば普通に考えて、コミケ運営も普通の会社のように利益を上げてるとは思えません。
(もし利益を上げていたならば、そこが炎上の元になってしまうかと)

普通の会社並みに利益を出していない団体に対して、
金融機関が融資OKするとは思えないんですね。

国がこういう事案に対して補填するという話しも聞きませんし、
コミケ運営の内部留保金が どれだけ残ってたかがネックになるんじゃないかな。

このようなわけで、今後の動向が非常に気になるところです。

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