2020年6月8日月曜日

面付けと基板価格

開発中の製品の基板試作をSeeedへ頼もうかと、ガーバーデーターを用意し、
いざ値段を見てみると、10枚で100ドルをオーバーしている!!

この製品は3種類の基板で構成されているのですが、
3種を1枚に面付けし、自動実装で処理できるようにしたわけですが、
結局のところ、それがネックになってる模様。

面付けされる基板の種類が増えると料金が加算される仕組みになっているので、
どうしても基板3種類を1枚に面付けする必要があるならばこの金額は仕方無いところ。

しかし3種類の内の1種類は小さめの基板で面実装部品は無し。
鉛フリーにする必要すら無い基板なので、これ単独にした方が 遥かに安く済む。

他の2種類の基板は表面実装部品が一杯なので、
量産するならば自動実装は必須な感じ。

しかし今回は試作なので、自動実装は考慮しなくても構わないかも。

そう考えると残りの2種類もそれぞれ単独に分けてしまってもいい感じ。
するとそれぞれの基板サイズが100mm×100mm以内に収まるので、
一番安いサイズ帯に収まってしまうんですね。

上記に基づいて再度ガーバーデータ―を用意して値段見てみると・・・・・
3種類合計で約65ドル!!
なんと2/3になりました。

ちなみに小さめの基板以外は金フラッシュ処理の為、単価が上がってるので、
この値段になってます。
もし鉛ハンダレベラー処理ならば15ドルくらいになっちゃうかと。

実際の発注時には更に送料も発生するので、上に書いた金額で納まりません。
送料に関して、念のために記載しておくと、
送料は基板1種類毎に発生するのではなく、1回の発注毎に発生します。

つまり、上に書いた基板3種類を3回に分けて発注すると、
それぞれに送料が発生します。

ところが、基板3種類をカートに溜めて一度に発注かけると、
発生する送料は1回分になるわけです。

なので、安い基板を発注する際は、なるべくまとめて発注した方が、
送料の点から非常に大きな差が出る、というお話でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿