先月末に格闘していたトラブルの話です。
いつものようにABSでパーツを出力していたところ、
気が付いたらノズルから溶けたフィラメントが出てこないまま、
プリンターが稼動する状態になってました。
よく見ると、フィラメントがリール内で絡まり、引っ張っても出てこない状況。
エクストルーダー部ではフィラメントをガシガシ削ってる状況でした。
今まで起きたことがない状況だったので、たまたま起きてトラブル?
程度の認識で再出力を開始したものの、ほどなくまた同じトラブル発生。
手でほぐしながらプリンター出力を行えばいいのですが、
それだと常時プリンターに張りついていなければなりません。
12時間ずっととか無理無理(笑)
そんなわけで改めて本腰入れて対策を考えることに。
このトラブルの発生原因の1番はフィラメントの巻きグセでした。
新品フィラメントを開封して使い始めた頃だと、
リールの外周部を使っているわけですが、
その辺りのフィラメントは巻きグセが付いてると言っても、
自然状態でリールより膨らむ感じになるので、
絡みが発生することはありませんでした。
ところがフィラメントを消費していき、リールの中心部近くになっていくと、
巻きグセが非常に強くなっていきまして、
リールから膨らむ方向ではなく、リールよりも小さく丸まる方向に力がかかるんです。
これが最大の問題点。
そして、 プリンターに装着されているリール台は、回らない単なる棒。
この棒の上をリールが滑るように回るわけですが、
特に滑りが良いように工夫されているわけでもないので、
エクストルーダーの動作でフィラメントが引っ張られると、
リールには相応のテンションが発生することになります。
それによりリール上で巻き締まりという現象が起きるんですね。
これが2つ目の問題点。
上記2つの問題が相まって、たまたまリール上でフィラメントが引っかかったりすると、
そのまま ぎゅうぅぅっと締まっていき、絡み状態の完成と相成るわけです。
試しにリール台の棒に滑りを良くするテープを巻いてみましたが、解決には至らず。
他にも色々検討してみたものの、根本的な解決策は見つかりませんでした。
結局、リールからフィラメントをガッツリ引き出して
床の上に展開することで、なんとか長時間の出力に対処できるようになりました。
しかしこれ、床の上のコイル状になったフィラメントが走ってる状況なので、
油断すると足を引っ掛けてしまう危険な状態。
できれば避けたいところです。
なので現在も対策を模索中です。
お金に物を言わせるのなら、
半分くらいまで減った時点で新品リールを開封して入れ替える、
なんて手もありますけど、現実的ではありませんね(笑)
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