2022年5月1日日曜日

フィラメントが絡むトラブル

 先月末に格闘していたトラブルの話です。

いつものようにABSでパーツを出力していたところ、
気が付いたらノズルから溶けたフィラメントが出てこないまま、
プリンターが稼動する状態になってました。

よく見ると、フィラメントがリール内で絡まり、引っ張っても出てこない状況。
エクストルーダー部ではフィラメントをガシガシ削ってる状況でした。

今まで起きたことがない状況だったので、たまたま起きてトラブル?
程度の認識で再出力を開始したものの、ほどなくまた同じトラブル発生。
手でほぐしながらプリンター出力を行えばいいのですが、
それだと常時プリンターに張りついていなければなりません。
12時間ずっととか無理無理(笑)

そんなわけで改めて本腰入れて対策を考えることに。

このトラブルの発生原因の1番はフィラメントの巻きグセでした。

新品フィラメントを開封して使い始めた頃だと、
リールの外周部を使っているわけですが、
その辺りのフィラメントは巻きグセが付いてると言っても、
自然状態でリールより膨らむ感じになるので、
絡みが発生することはありませんでした。

ところがフィラメントを消費していき、リールの中心部近くになっていくと、
巻きグセが非常に強くなっていきまして、
リールから膨らむ方向ではなく、リールよりも小さく丸まる方向に力がかかるんです。
これが最大の問題点

そして、 プリンターに装着されているリール台は、回らない単なる棒。
この棒の上をリールが滑るように回るわけですが、
特に滑りが良いように工夫されているわけでもないので、
エクストルーダーの動作でフィラメントが引っ張られると、
リールには相応のテンションが発生することになります。
それによりリール上で巻き締まりという現象が起きるんですね。
これが2つ目の問題点

上記2つの問題が相まって、たまたまリール上でフィラメントが引っかかったりすると、
そのまま ぎゅうぅぅっと締まっていき、絡み状態の完成と相成るわけです。

試しにリール台の棒に滑りを良くするテープを巻いてみましたが、解決には至らず。

他にも色々検討してみたものの、根本的な解決策は見つかりませんでした。

結局、リールからフィラメントをガッツリ引き出して
床の上に展開することで、なんとか長時間の出力に対処できるようになりました。
しかしこれ、床の上のコイル状になったフィラメントが走ってる状況なので、
油断すると足を引っ掛けてしまう危険な状態。
できれば避けたいところです。
なので現在も対策を模索中です。

お金に物を言わせるのなら、
半分くらいまで減った時点で新品リールを開封して入れ替える、
なんて手もありますけど、現実的ではありませんね(笑)

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