2023年7月17日月曜日

ビデオカードを交換

 基板CADの専用マシンとして、頂き物のDELLのワークステーションを使用してました。
ワークステーションですから安定性には抜群の信頼性が有りましたが、
寄る歳波には勝てなかったらしく(笑)、先日お亡くなりに!

基板設計の仕事を請けていた最中ではなかったのが幸いですが、
いつ必要になるか分からないので、すぐに対応することに。

と言っても大げさな話ではなく、サブマシンをメインに昇格させるだけです。
ワークステーションとは言え、いつかは壊れるものですから、
壊れた際の予備マシンを用意してあったのです。
ただ残念なことに、さすがにワークステーションを用意は出来なかったので、
予備マシンは普通のPCです。

てなわけで、予備マシンをメインで使用することにしたわけですが、
1つだけ難点が有りました。
ビデオカードが うるさいのです。

積んでるビデオカードはLEADTEK製WinFast210です。
Geforcr GT210が載ってるカードです。
ローエンドのビデオカードですから、消費電力も大したことないのですが、
冷却にはファンを使っているんですね、このカード。
このファンが 結構音を出すのでした。

WinFast210はロープロファイル対応型なので、
基板の高さが低く抑えられてます。
すると当然ながら、搭載してるファンも小型のものということに。
小型のファンというのはデメリットが多いんですね。
一般的に うるさくて短寿命というのが相場。

ファンは小型になると当然ながら風量が少なくなります。
羽が小さくなりますからね。
なので風量を補うために回転数を上げます。
回転数を上げると騒音が増大します。
更にベアリングへの負担も増えるので寿命も短くなります。

このように、小型のファンは良いことが無いんですね。

今までは予備機を動かす機会がほとんど無かったので問題にしてませんでしたが、
今後、このマシンで基板設計を行うことになるとしたら、
さすがに このうるささは作業に支障をきたしそう・・・・・・

というわけで、ビデオカード換装計画がスタートしました。

まずはビデオカードの選定ですが、
今回はASUSのGT710-SL-2GD3-BRK-EVOにしました。
載ってるチップはGeforcr GT710です。

GT710なんて今更感がありますが、
基板CAD専用マシンでは3D性能など全く不要なので、
ローエンドカードで十分なのです。

GT710はGT210と比べると消費電力が2/3なので、むしろ好都合。
それでいてメモリーは2GBと4倍になりました。

そしてなんと言っても今回のビデオカードはファンレス!!
これならファンの寿命や騒音を気にする必要はありません。
ファンレスのカードはケース内の換気が悪いと痛い目を見ることになりますが、
GT710は非常に消費電力が少ないで、ファンレスでも心配無用です。


いつものようにヨドバシに注文し、無事到着。
早速換装作業を開始。

GT210のドライバーをアンインストールし、シャットダウン。
GT210をGT710へ差し替え、起動。
GT710のドライバーをインストールします。
次にマルチディスプレー表示の設定ですが、これも問題無し。

ということで基板CAD用マシンの準備は完了。

なのですが、実は更に続きの作業があります。
基板CADのOSはWindowsXPなのです!
XPを動かすだけなら ここで話が終了なのですが、
このマシンのハード環境管理用にWindows7も入れてあるんですね。
つまりデュアルブート環境です。
ですので今度はWindows7の方の設定を開始です。

ドライバーのインストールは問題無く完了。
ちなみに入れたドライバーはVer474.44。
次にマルチディスプレーの設定を行おうとしたところ・・・・
あれ?2つのディスプレーが表示されない??

ハッキリした原因は不明なのですが、
ドライバーがマルチディスプレー表示をOFFにしたまんまの模様。 

1つ考えられるのは「GeForce Experience」にてマルチディスプレーの設定を
行う必要があるのかも??
ならば試してみればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、
GeForce Experienceを使用するにはログインが必要なのです。

ビデオドライバーの為にログインって何ぞや!
という感じなので、GeForce Experienceの使用は避けた次第。
結局、Ver391.35のドライバーを入れることで解決しました。
都合は全く起きてません。

なおこのVer391.35のドライバーですが、nVIDIAのサイトから落とすのに、
ちょっと面倒な手間が必要でした。

普通にGT710用のWindows7ドライバーを検索すると、
400番台のドライバーしか出てきません。
しかしGT705等の ちょっとマイナーなビデオカードで検索すると、
古いドライバーが出てくるんですね。
GT710は現役チップなので、400番台のドライバーがサポートを続けてますが、
GT705等のマイナーチップは途中で更新が打ち切られているからです。
しかし、そうやって見つけた古いドライバーがGT710で使えなければ無意味。
それはダウンロードサイトの「製品サポートリスト」のタブで確認すればOK。

あともう1つ、今回気づいたのですが、
400番台のドライバーでは不正対策を行ってるっぽいです。
どういうことかと言いますと、
ダウンロードしたマシンでしかインストール作業が出来ない模様。
他のマシンでダウンロードし、ターゲットマシンに移してインストールが出来ません。
実はこれで結構悩みました。
インストールを実行すると、解凍処理後、そのまま終了してしまうんですね。
メッセージも何も表示されないので 目が点になっちゃいます。
結局、ターゲットマシンでダウンロードして実行すれば大丈夫でした。
もっとも、最終的に400番台のドライバーは使わないので無意味な話でしたが(笑)

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