以前から計装アンプという物が気になっていたものの、
オペアンプ回路で なんかなっていたので、手を出さずにおりました。
計装アンプについての解説は、アナログデバイセズのサイトを参照して頂くとして、
パッと見は、オペアンプと大差無い感じを受けたもんでした。
今回、「かんたんスマートモニター」用の試作基板を設計してて、
計装アンプを使用したタイプというのも作ってみたんです。
最初は まぁこんなもんかな?って感じで、
やはりオペアンプとの差別化が出来なかった次第。
なので、お蔵入りしそうな流れの回路でした。
と・こ・ろが、試作回路を色々カスタマイズしていくと、
計装アンプを使った方が回路がスマートになるという事に気付きました。
今回の事例ですと、引き算回路+増幅回路というケースなのですが、
オペアンプで組んだ場合、オペアンプが2~3個位必要になるわけですが、
計装アンプだと1個で済んじゃうんですね。
コスト面でも有利ですが、基板面積を抑えられるのが助かりました。
今回使用している計装アンプはAD8237という製品。
使いやすい製品だと思っておりますが、難点は入力インピーダンスかな?
私が通常使っている高精度オペアンプと比べて、入力インピータンスが2桁以上低い模様。
とは言え、100MΩくらいは有りそうですので、気をつけて設計すればいいだけとも。
あと、出力ドライブ能力も 小さめな印象。
これも設計時には要注意かと。
ともあれ、計装アンプは気に入ったので、今後は更に応用拡大したいところです。
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