朝になったので設置開始です。
まず全体の概要はこんな感じ。
風速計と「かんたんスマートモニター」と電源という構成。
「かんたんスマートモニター」はsakura.IO経由でクラウドに接続するので、
このシステムでは電源だけ有ればOK。
風速計からはケーブル1本で電源線と通信線が出ています。
短距離ならともかく、今回はちょっと距離があるので、電源線と通信線を分けて、
別々のケーブルで引っ張ってきます。
風速計と「かんたんスマートモニター」の双方に電源を供給する必要があるので、
端子台が付いているユニット型のスイッチング電源を使用しました。
(実はACアダプターでも良かったというオチは後程書きます)
まず、風速計のコネクター部に手を加えました。
上側が元々付いていたケーブル。
細くて心もとないので、0.5スケアの4芯VCTFに交換。
このメタルコネクターは防水タイプではないので、自己融着テープを巻いて防水してやる必要があります。
ところが、コネクター後部のケーブルクランプのビスがムダに長い!!
このままじゃ確実に融着テープを突き破ってしまう。(;;
というわけで、ビスを5mmほどカットしました。
5mmカットしてもこの状態ですから、どんだけ長かったのやら・・・・・(笑)
そして風速計本体にコネクターを接続し、防水処理。
本体の根元部分も防水になっていない雰囲気だったので、
とりあえずコーキング材を塗ってみました。
あとはコネクター全体を自己融着テープでカバー。
この部分についての防水性は まぁ大丈夫だと思いますが、
あとは本体の他の部分が どうなのやら・・・・・・・(笑)
次は風速計の設置。
実は今回の作業で一番悩んだのがこれ。
なにせ暴風の中で使う前提ですから、風で壊れて飛んでしまうとまずいわけです。
設置できる場所で一番頑丈だと思われるのは通路の手すり。
鉄製で十字に組んであるので、これが壊れるとしたら建物が崩壊するレベル。
手すりに固定する方法を検討しましたが、これが結構大掛かりになってしまう。
手すりにベースを固定し、横に突き出してから、風速計を数m立ち上げる形状。
これだと、全体が結構な大きさと重さになってしまう。
悩んだ末、結局屋根のフチに付けることにしました。
ここは約20mmの板1枚。
実際、強風でどれくらい力がかかると解ればいいのですが、
この風速計、受風面積が仕様に書いてません。
なので上記の応力が計算できないんですね。
受風面積のことを考えると、取り付け用の金具もなるべく小型にまとめたいところ。
という感じで、ホームセンターであちこち見て回りながら唸ってると、この金具を発見。
写真にサイズが解るようなものが入っておらず、申し訳ないところ。
これ、1辺10cmのL型金具なのです。
これならコンパクトに纏まるし、鉄製だからそこそこ強度も有るはず。
穴が一杯開いているものの、さすがに風速計の穴とは合致しないので、
風速計の固定穴は追加加工を。
そんな感じで設置したのがこれ。
これだけビス打てば、金具が取れることは無いはず。
ネックは20mmの板がもってくれるかどうか・・・・・・
あとは電源の線と、信号用のツイストペアケーブルを延ばしていきます。
今回の場合、ケーブルの総長は約20m。
AC電源を取れるところが離れているんですね。
そこに「かんたんスマートモニター」と電源部を置いて接続。
早速運用開始。
その後、雨も降り出してきた頃に ふと頭をよぎりまして、
暴風雨になったら基板に雨がかからないかな??と。
ちと不安になったので、ケース入りのものに交換することに。
その際、風速計の電源線の引き回しをちと変更。
「かんたんスマートモニター」はジャンパー設計次第で電源出力も可能なんですね。
なので、風速計の電源も「かんたんスマートモニター」から出すようにしました。
すると、こういうシステム図に。
これだと、電源の分岐が必要ないので、ユニット型のスイッチング電源が不要だったのでした。
ACアダプターで十分というオチ。
ちなみに「かんたんスマートモニター」本体を風速計の近くに置けるならば、
電源線を延ばすだけで済んだんですけれど、今回は残念ながら無理でした。
ともあれ、これで台風19号の最中を無事乗り切れまして、
そこそこ風も収まったことから13日の朝には撤収しました。
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