2021年2月15日月曜日

X68Kcompactをご開帳

 オーバーホール&修理でお預かりしてるcompact、
ちょこっと時間空いたので手を付けてみることに。

ご存知のようにcompactの筺体はネジ1本で留められてて、
他はツメで留められてるという、面白い構造。
マンハッタンシェイプ機よりもペラペラのシールド板が使われてるので、
注意しないと手をサックリやってしまう。
なので、手袋を使用しながら注意して分解。

今回頂いてる問題点は2つ。
1つ目は電源が落ちないという点。
2つ目は音が出ないという点。

まずはサクっと電源を見てみることに。
本体から外して中を見てみると、結構キレイ。












見た感じ、液漏れの気配無し。
部品が壊れてる雰囲気も感じません。

この状態で電源投入。
問題無く電源ユニットは稼動します。
本体へ行くコネクターは
1・2・7番ピンがGND
3番ピンがコントロール
4番ピンが常時給電5V
5番ピンが-12V
6番ピンが+12V
8・9番ピンが+5V
という配列になっているので、各ピンの電圧をチェック。
無負荷状態なので、電圧値自体は優劣判定に使えませんが、
各部が生きてるかどうかの大まかな目安になる。

ということで、とりあえず各系統とも生きてる模様。
で、最後に3番ピンをGNDに繋いでみると、電源ユニットが停止する。
つまり電源ユニットのコントロール回路は正常ということですね。

ということは、このcompactの電源が落ちない原因はメイン基板側と。
んーーー、ちょっと やっかいな話に。

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