2022年7月21日木曜日

Fusion360で誤解してた話

 皆さん、Fusion360って入門者向けの手頃な3D-CADだと思ってませんか?
実は私も そう思ってたんです。
価格的にミドルクラスのCADよりもガッツリ安かったのでね。

ところが、6月の展示会にて色々お話を聞くうち、誤解に気付いたのでした。

結論から言えば、Fusion360は立派なミドルクラスです。 

Fusion360の価格と言うと、年間約7万円のサブスクリプションを認識されてるかと。
確かにこの金額は同じAUTODESK社のInventorと比べ圧倒的に安価。
InventorはミドルクラスのCADですから、それよりこんなに安いわけだから、
下のクラスのCADと誤解してしまっても 仕方無い感じ。

しかしですね、Fusion360は必要な機能を購入して機能拡張していく、
モジュール構成のCADと言える代物なんです。
私も含め、通常認識されてるFusion360の価格というのは、
コア機能の部分の価格なのです。

もちろんこのコア部分だけでも通常必要な機能は一通り持ってますから、
一般的な使い方をする分には これで足りるかと。

しかしもうちょっと強力な使い方をしたいという場合、
拡張機能を購入してFusion360を強化するわけですが、
それら拡張機能の価格って決して安くないんです。
10万と20万って価格のものがザラなんですね。

それらで機能拡張しまくったFusion360はInventorやソリッドワークス以上の機能を
持つことが可能なわけですが、金額も年間で50~100万というレベルに。
この価格帯はもう、立派なミドルクラスなのですよ。

裏を返せば、本来はミドルクラスの能力が有るCADを、
必要最低限な機能だけに絞って、年間7万円程度で利用できる、
そう考えるとFusion360って めっさリーズナブルな気がしてきませんか?

 

0 件のコメント:

コメントを投稿