2022年7月31日日曜日

Sermoon D1の修理の続き

 前の記事の続きを書き忘れてました。

Sermoon D1のファームウェア書き換え作業、
メーカーの手順書ではTFカードを使う内容になっていますが、
TFカードはマイクロSDカードで代用できるので、今回はマイクロSDカードを手配。
実際、TFカードなんて実際に手に入りませんし。

ってことで到着したマイクロSDカードで作業を再開しました。
マイクロSDカードが必要なのは、タッチパネル基板のファーム更新。
マイクロSDカードに書き込みたいファームのファイルをフォルダーごとコピーし、
タッチパネル基板上のマイクロSDカードスロットに差し込んで電源ONすれば、
自動的にファームが書き換えられるだけなのですが、
1点だけ要注意というか面倒な点が存在します。

マイクロSDカードのフォーマット方法が指定されてることです。 

購入した段階のマイクロSDカードは既にフォーマット済みで、
そのままデーターの読み書きが可能な状態ですが、
その状態のフォーマットではダメなんですね。

具体的にはコマンドプロンプト上でFormatコマンドを使ってマイクロSDカードをフォーマットします。
その際、/fs:fat32 /a:4096 というパラメーターを指定する必要があります。
マイクロSDカードによっては、この条件でフォーマットされてる物も存在しそうですが、
万が一異なっていた場合、2度手間になっちゃうので、フォーマットかけておいた方が良さそうです。

ということで、実際に指示通りに作業を進め、
タッチパネル基板のファーム書き換えは すんなり終了。

次はメイン基板のファームウェア更新ですが、
先ほど使ったマイクロSDカードをまた使いました。
マイクロSDカードを標準SDカードへ変換するアダプターを噛ませ、
中身を空にした後、ファームのファイルのみをコピー。
それをSermoon D1のSDカードスロット(タッチパネル基板上ではない)へ差し込み、電源ON。
これでメイン基板のファームも更新されます。

サンステラ社オリジナルの日本語表示は出来なくなってしまいますが、
これでBL-Touchが使用可能になったはず。

とりあえずSermoon D1を動作可能な状態に仮組みし、電源を投入。
特に問題無く動作している模様。
Y軸のステッピングモーターも正常に動くので、やはりメイン基板が故障していたようですね。

そのY軸モーターですが、ケーブルの引き回しに かなり疑問を感じたので、
モーターケーブル一式をオリジナル品に置き換えました。









 

モーター部から下に走ってるように見えるケーブルは、
筺体の外に有る無関係な電源ケーブルです。

モーターケーブル部を拡大したのが以下の写真。










純正ケーブルは80cmくらいの長さなのですが、オリジナルケーブルは約1mあります。
1mで買ったケーブルをそのまま使ってるだけなんですけどね。

使っているケーブルはミスミで購入したRMDV(C21885)-AWG25(0.2)-4C-1。
SS3FUR-24-4-1も同時に購入したのですが、
RMDV~の方が柔軟性良さそうだったので そっちを使用することにしました。

写真で気付かれた方もいらっしゃるかと思いますが、
モーターの取り付け方向も変更しています。
元々はモーターのコネクターは後ろ側を向いているのですが、
それだと筺体からぶら下がってるケーブルとコネクターが干渉するので、
ケーブル断線の原因になってる可能性が強いと感じた次第。

そこで写真のように90度回して固定しました。
この方向だとコネクターが干渉する物は有りません。

ということで、とりあえずSermoon D1が動作可能なことは確認できました。
BL-Touchの調整も暫定的に行ってみましたが、
最終的には何か出力してみないと確認できません。

次は造形テスト・・・・・・ と行きたいところですが、
メイン基板交換の為、底面を開けた際に要改善点を見つけてしまった為、
それを改修してから造形テストを行うことにします。
それについてはまた改めて。

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