2024年5月28日火曜日

LP-168S用電源ユニットの製作 その6

 すっかり間が空いてしまいましたが、やっと続きに着手できることに。

あれからmeviyに板金を発注いたしまして、既に到着しておりました。




ご丁寧に変形注意シールも!






 

中身はこんな感じ。









 

アルミの黒アルマイトです。
普通に頼むと1万円近くしますが、今回は長納期指定なので、6~7千円位でした。
これでも高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
発注数が1個だけだと、そもそも請けてくれないか、1桁違う金額になったりします。

余談ですが、アルミは一般的に高いので、
安く抑えたい場合には鉄を選択するところなのですが、
なぜか黒色の3価クロメートメッキが非常に高いもんで、
黒アルマイトのアルミの方が安いという逆転現象が起きちゃってます。
メッキに拘らなければ、黒色塗装の鉄が一番安くなります。



では早速、この板金にバシバシ組立配線していきます。









 

上側はヒューズホルダー、マル信無線のMF-525Mで、
下側はACコードを通してるコードブッシュで、サトーパーツのBU-4796-Aです。

どっちも取付穴にダブルDカット加工を施してる為、
取付時のナット締めが楽ちんです。

meviyではウォータージェットやレーザーで加工してる為、
ダブルD加工が難無く指定できるんですね。
町工場だとプレパンによる型抜き加工しか出来ないところも有り、
その場合はダブルDの型が必要となるので、型を持っていなければ断られちゃいます。
なのでそういう場合はやむ無く丸穴で妥協しちゃったりするのですが、
meviyだとそういう苦労が不要というわけ。










 

 

トランスの留め穴部の写真。
留め穴が多いのは複数種類のトランスに対応させる為で、実際には1ペアしか使いません。

トランスの長穴と板金穴のセンター位置がシフトしてるのがお解りでしょうか?
これは設計ミスではありません(笑)
こうすることによるメリットは2つ。
1つ目は横方向のトランス位置のアソビが無くせる事。
2つ目はナット締めが楽になる事です。









 

トランス側からビスを打つ場合は大して問題にならないのですが、
今回の様に下からビスを打ってトランス側でナット受けする場合、
ある程度の隙間が無いと作業性が悪くなります。
特に今回の場合、写真のようにフランジナットを使用しています。
穴センター位置を合わせてると、フランジナットがトランスに干渉して取付不可です。
しかし今回のようにシフトさせてるとバッチリというわけ。

ちなみに裏側はこんな感じ。








 

 

超低頭ビスを使ってます。
単価が高いビスなので、商社から纏めて購入するのは躊躇しちゃいますが、
最近はホームセンターにて少数買えるのが大助かりです。


 

その他の配線もこんな感じ。








 

 

電源スイッチの上側の端子が露出してますが、ここには電圧が出ないので、
特に何もしてません。
電圧が出てくる場合にはチューブ等でカバーすべきですね。

トランスの未使用タップも露出したままですが、
もしかしたら電圧調整の為に結線変更する可能性有る為、
そのままにしてあります。
理想的には ここもカバーすべきですね。


 

そんなこんなでとりあえず配線は完了。
LP-168Sと合体させる前に、とりあえず動作確認することに。

繋いで電源ON!!

50Hzのノイズが僅かに聞こえるのはともかく、低音部の発振が再発!!
電圧条件の問題がまた露見しちゃった模様。

今回の電源ユニットは定電圧レギュレーターが有りません。
なので負荷により電圧が変動するわけですが、
その特性が低音発振と絡んでしまってるようです。

こうなるとレギュレーターを積むしかない感じですが、
するとちょっと手間がかかる変更になってしまうので、
また改めてリトライという感じですね。
実際、現状のスイッチングACアダプターで実用十分な音が出てるので・・・・

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