2019年7月29日月曜日

ミスミのmeviyを試用してみた

ミスミは部品や電線の調達先として重宝いたしますが、
実は加工の受託も行っております。
それがmeviyというサービス。

8月末まで2割引のサービスを行っているそうなので、
様子見がてら試用してみました。

大雑把に説明すると、meviyはミスミの通販システムの一部。
なので、発注/精算処理は、通常のミスミの画面と一緒です。
見積を作成するまでが、meviyのオリジナルシステムという感じ。

meviyでは、ユーザーが提出するデーターは3D-CADのデーターです。
それも、STEP形式等の汎用タイプのみならず、
主だったCADのネイディブ形式に対応しているのが凄いところ。

ただ残念なことに、最新バージョンのCADだと、
読み込みに失敗する場合が有る模様です。
(Inventor2019のデーターは読めませんでした)

3Dデーターから見積を計算するので、WEB上ですぐに見積が算出されます。
人の手が介在しないので、24時間いつでも大丈夫。
この辺は非常に便利ですね。

実際にWEBサイトを動かしてみると、こんな感じです。
まず、ミスミのサイトからmeviyのページに飛びます。
これがトップページ。
一番上のタブで作成したいものの種類を選択するのですが、
今回は板金加工品なので、「FA用メカニカル部品」のままでOK。















ここの画面で、3D-CADデーターをアップロードすると、
データーロードの後、こうなります。
















ここでは切削加工品か板金加工品かを選択します。
今回は板金加工品なので、「板金部品」を選択。
すると、こういう画面になります。
















おや?何か警告が出てますね。
赤丸の箇所です。
















これはデーターに不具合が有るため、見積が出せなかったという意味です。
しかしここで慌てずに、「見積り条件指定を続ける」をクリックしてみましょう。















アップロードしたデータ-の解析結果が表示されています。
 「板厚が規格外です」と赤字で表示されていますね。
今回のデーターは これが問題点だったわけです。
左側の画面を見ると、板厚が1.4mmになっています。

meviyで選択できる板の材質と板厚は決まっております。
詳しくはmeviyの利用ガイドを参照してください。
1.4mmという板厚の材料は無いので、
3D-CAD上で設計を修正し、板厚を1.2mmに変更します。

meviyのトップページに戻ると、先程アップしたプロジェクトが残っているので削除します。
そして改めて、修正した3Dデーターをアップロードすると、
今度はきちんと見積が計算されたようです。















「見積り条件指定を続ける」をクリックして、先に進みます。
SUS304(2B)という素材で見積が出てきました。
たぶんこれ、見積額が一番安い材質が表示されるんじゃないかと予想。















この部品の場合、どんな材質が選べるのか、材質のところを開いてみると、
主だった素材は選べるようですね。


試しにアルミを選んでみましょう。
すると、表面処理もこんな感じで選択できます。















同様に、鉄板だとこんな感じ。
メッキだけでなく塗装も選択できるんですね。















試しに、鉄板の三価クロメートメッキの値段を見てみましょう。
材質の表面処理を選択し、「見積をする」をクリックします。















SUS304(2B)よりも値段高いんですねぇ。
今回はSUS304(2B)に決めましょう。
材質をSUS304(2B)に戻し、見積金額を出します。
そして「見積を確定する」をクリックしてつきに進むと・・・・・・・
このプロジェクトに対する見積が確定となります。















あとは「注文へ進む」をクリックすると、いつものミスミのカート画面になり、
発注/支払処理をすれば、全て完了です。

上記の部品だと実働3日で作ってくれるのは、なかなか助かるんじゃないかなぁ。
普通の加工屋さんだと、急ぎ対応で料金割り増しされる可能性ありますのでね。

最後に、meviyのページはFirefox非対応なのでご注意を。
(私はChromeで開きました。)

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