変換基板の新作です。
1.27mmピッチのSOPをDIPへ変換する基板です。
左が表面、右が裏面
こんなの、巷にいっぱい存在するじゃん、と思われるでしょうが、
これだ!!と思う製品が無くて、自分で作ってしまいました。
既存品での不満点は主に以下の2つ。
1.ビアにレジストが被っていない。
2.パターンが細い。
ビアのレジストは必須というわけではありません。
試作開発用基板の場合、基板に改造を加える事が多々あるので、
そのような場合にはビアが露出してると助かる場合があります。
しかし製品基板の場合は露出しているビアは百害あって一利なし。
ビアよりも大きな問題点は2つ目のパターン幅。
ロジックICのような低速デジタル回路の場合は大して問題にならないかと。
しかしアナログ回路の場合には、細いパターンは気になってくるわけです。
デジタル回路の場合でも信号線はともかく、
電源パターンが細いと動作不安定の原因になってくるわけですね。
しかしこの手の変換基板では、どのパターンが電源線になるかは未定。
なので、どのパターンも一様に太くなってる必要があるわけです。
そんなわけで、作ってみたのが この基板。
材質はFR-4です。
厚みは1.0mm。
変換基板内のパターン長を抑えつつ、基板自体の強度もある程度確保し、
基板単価も抑えられるという厚みです。
表面処理は鉛ハンダレベラー処理です。
これも単価を抑える為ですが、鉛フリー用の需要が出てきた場合は、
金フラッシュメッキ品の製作を検討しようかと。
鉛フリーハンダレベラー処理品も製作可能ですが、
長期保存に向かないので、今回の様に長期在庫になりそうな基板には不適です。
DIP側のソケットは秋月電子で売ってる2227P-08G-03-L2を想定してます。
このソケットは変換基板側の飛び出しが少なくて済むので、
まさに変換基板向けと言えるでしょう。
機会があれば、頒布したいと考えてますが、
現時点ではその機会がありません。
もしご興味持たれた方は、直接ご連絡をお願いします。
この基板は原価が非常に安い為、1枚ずつの頒布はどうかと思うので、
2~4枚セットでの頒布を考えております。
ソケットは秋月電子で購入できることから調達は容易なので、
基板のみでも構わないかな?考えてますが、
要望があればソケット付きも有りかなと・・・・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿