前の記事に絡む低周波信号の測定の為、ぼちぼちと研究中。
その過程で、METEZ社のMXG-9802Aというファンクションジェネレーターを
引っ張り出してきました。
これ実は無期限の借り物なんですが、ファンクションジェネレーターを使う機会が
全く無かったもので、ずっと機材入れで眠っておりました。
それがなんと、今回初めて日の目を見たというわけです。
このMXG-9802A、ファンクションジェネレーターだけではなく、
周波数カウンターの機能も付いております。
しかしこれ、お得感を出す為ではなく、ファンクションジェネレーターとして使用時、
出力している信号の周波数を表示する為に、
周波数カウンターが内蔵されているだけの話かと思われます。
ですので、周波数カウンター専用機に比べたら、性能は それなりかと。
まぁ、元々ファンクションジェネレーターですから、
そっちがきちんと動作してくれれば、文句言う筋合いも無いわけですね。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、低周波信号の測定の研究で、
低周波信号のサンプルが欲しくなったので、MXG-9802Aに登場してもらいました。
初めて使う上に、マニュアルが全て英語。
ちょっと難儀しながら試行錯誤。
今回は1Hzくらいの信号を出したいわけですが、どうもうまくいきません。
周波数の調整ノブを回しても、スムーズに周波数が変わってくれません。
ややしばらく格闘後、出力信号がどうなっているのか確かめたくなり、
テスターを繋いでみました。
普通、こういう場合はオシロスコープを出すべきなんでしょうけど、
引っ張りだすのが 面倒だったもので・・・・・・・(笑)
で、テスターで見た結果は、きちんと低周波信号が出ておりました。
が、表示の周波数と 全く異なっております。
周波数調整ノブを回すと、きちんと出力の周波数は変わる模様。
しかし、表示の周波数だけが おかしいのでした。
と、ここまで書くと、表示部の故障か、と思われるでしょうが、
実はなんと、故障ではないのでした。
周波数カウンターが低周波領域では正常に計測してくれないという問題でした。
つまり、ある程度周波数が上がると、表示も合ってくるのです。
低周波信号の周波数測定が大変なのは解りますが、
こんな性能の周波数カウンターを組み込まれても困惑しちゃいます。
とまぁ、さすが値段安いだけのことはあるなぁと実感した次第。
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