ヒロセのHR10型コネクターは なぜか私の上位のお客様方に好評。
なもんで、これの加工依頼をぽちぽち頂きます。
たぶん、小型という点がポイントなのかな?と思ってますが、
裏を返せば加工が大変という話に。
パネルに固定するレセプタクルの方は まだマシなのですが、
ケーブルに付けるプラグの方は結構難儀する代物。
その、HR10Aというプラグですが、組立には治具が必要です。
ボディを締め込む際、プラグを何かに差し込んで固定しなければなりません。
当然のごとく、 メーカーから純正の治具が出ております。
しかしこの治具、さほど安くないんですね。
そこで自作することに。
全景
プラグの相手方は、パネル固定用のレセプタクルで十分です。
まぁ、ピン数毎に種類分けが発生してしまいますが・・・・・
3Dプリンターで出力した箱にレセプタクルを付けるだけの構造です。
治具としては これで十分。
せっかくレセプタクルを使うのですから、更にもう一捻り。
結線チェック用治具の機能も付加してしまいます。
レセプタクルから線を引き出して、導通チェッカー用のパッドを用意。
これで作製したケーブルのチェックも出来るというわけです。
余談ですが、今までお客さんから依頼されるのは、
HR10-7シリーズばかりでした。
HR10の中でも一番小型のシリーズなので、作業難易度が高くてウンザリぎみでした。
しかし今回初めてHR10-10シリーズの加工を受けたのですが、
一段階大きくなっただけで難易度がガッツリ下がりました。
これなら あまり苦にならない感じ。
HR10シリーズを使うなら、シェルサイズ10以上の物をお勧めします。
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