2020年10月18日日曜日

被覆付き圧着端子

 配線作業ではお馴染みの圧着端子。
お手軽に高信頼の電線接続が出来るので、大変便利な代物ですね。

その圧着端子にも色々種類があるわけですが、
端子台等の接続に使う、丸端子やY端子などと呼ばれる端子の話。

基本となる圧着端子は裸端子と呼ばれる銅合金だけ代物。
これは圧着信頼性が非常に高く、安心して使えます。
しかしこれ、その名の通り金属部のみなので、露出部に触れれば感電するし、
電線自体が固定されない為、圧着部の根元から断線しやすいことになります。
その為 裸圧着端子には樹脂製の絶縁カバーを付けるわけです。
絶縁キャップやマークチューブと言った代物。

この絶縁キャップの機能を圧着端子と合体させてしまったのが、
被覆付き圧着端子というものです。

この被覆付き圧着端子、非常に便利な反面、
圧着作業はとてもクリティカルだということを理解していない人が多い!!

裸圧着端子の場合と異なり、樹脂という柔らかい物体を挟んで潰すわけですから、
圧着状態のコントロールが難しいというのが容易に想像できるかと。
にも関わらず、裸圧着端子のように安易に適当な圧着をする人が多いんですね。

大まかなポイントは以下の2つ。
1) 必ず被覆付き圧着端子用の圧着ペンチを使用する。
2) 圧着端子と電線サイズに注意する。

1)については ある意味当たり前の話なのですが、
適当に裸圧着端子の工具で圧着作業する人が多いんです。
以前購入した製品の中もこんな圧着されていて絶句したことが有りました。
当然のことながら、きちんと圧着されておりません。
具体的には圧着不足か、過圧着にて断線が発生します。
もちろんJIS規格を逸脱している状態ですから、不良品扱いとなるでしょう。
うちの元請けさんがこの素人配線をやらかして、
お客さんが線を引っ張ったらスッポ抜けてしまい、
赤っ恥をかいてしまったことが・・・・・ orz

2)については案外理解されてる方が少ないので、ちと要注意です。
皆さん、電線サイズに合わせて圧着端子を選定されるわけですが、
その際にメーカーの資料を参考にしているかと。
しかし被覆付き圧着端子については、メーカーの資料を表面だけ読むと失敗します。
例えば、1.25スケア用の被覆付き圧着端子は、
対応電線サイズが0.3スケア~1.6スケアという感じの表記になっているかと。
これをそのまま鵜呑みにしてはイカンと言う話です。
メーカーが提供している技術資料を読むと、この意味が理解できるのですが、
そこまできちんと目を通している方は少ない模様。
なので1.25スケア用の被覆付き圧着端子に0.3スケアの電線を指定してくる、
なんて事案が出てくるんですね。
ちなみに上記の組み合わせ、圧着端子メーカーとしては保証外なんです。
1.25スケア用の被覆付き圧着端子だと、最低0.75スケア位の太さが必要かな。

あと、余談ですが、圧着ペンチでも差異が発生します。
裸端子の場合はJIS規格で統一されているので、
圧着ペンチによる差というのは発生しないのですが、
被覆付き圧着端子の場合は純正ペンチで圧着するのが基本。
しかし純正ペンチは高価ですから、私も工具メーカー製のペンチを愛用してます。
すると、圧着端子との相性が出てくるわけですね。
この点も留意しておかないと、圧着不良を起こしてしまうことに・・・・・

2020年9月13日日曜日

MPLABXでトラブル

 新PCにMPLABXをインストール。
OSがWindows10になった点以外は、既に使い慣れた環境なので心配せず。
とは言え、一度くらい試運転しておきたいので、
先日実装した基板のテストの為のファーム書き換えで使ってみることに。

いつものようにICD3をターゲット基板とノートPCに接続し、
ターゲット基板へ電源供給開始し、MPLABX IPEを起動。

ん?MPLAB IPE自体は起動しているものの、画面表示が出ない。
バグってるのかと思いきや、下側のメッセージ窓に何やら表示が。
曰く「SERIALEEが入ってないから入れろ」とのこと。

なんじゃそりゃ?という印象ですが、
どうやらこれ、ICD3との通信に必要なソフトの1つらしい。
こんな話、今まで無かったので、どっかのバージョンから出てきた模様。
たぶん、MPLABXの古いバージョンを使っていたことが有ったなら、
既にPCにインストールされているということみたい。

ともあれ、このSERIALEEというのをインストールせねばならないわけですが、
この作業、MPLABX IPEからは行えなくて、
MPLABX IDE上から行う必要がある模様。
なんとも不親切ですねぇ。(;;

ということで、MPLABX IDEを起動。
しかし、どこからインストールを行うのかが わからん。
相変わらずMPLABX IDEのUIは不親切です。

試しに新規プロジェクトを作成してみると、
ICD3接続の為にSERIALEEのインストールが必要という英語メッセージが出て、
ジャンプするリンクボタンが出てる。
・・・・・そこは自動的にインストールするのが筋なんじゃないのか??

不親切だなぁと思いつつ、ボタンを押すと、ソフトのインストール窓が開いた。
しかしこれ、SERIALEEを含む、ソフト類のインストール画面であって、
この中から自分でSERIALEEを探し出し、選択してインストールしなければならない。
なんと不便な代物。
リストアップされてるソフトの量は かなり多くて、この中から探し出すのは骨が折れる。
どうしたもんかと考えていたら、右上に検索窓を発見。
そこにSERIALEEと入力してみると、5つに絞られた。
パッと見では気付かなかったのだが、全バージョンが表示されてるので、
5つも出てきたようです。
もちろん最新バージョンを選択すればいいわけなので、この点も不親切。

ともあれ、最新版を選んでインストール実行。
MPLABX IDEの役目は これで終了なので、ツールを終了し、
改めてMPLABX IPEを起動。
すると、今度はちゃんといつも通り画面が出てきた!!
きちんとICD3と通信できてる模様です。
早速ターゲットチップ(PIC18LF47K40)へ接続。
ICD3のファーム書き換えがスタート。
以前使ったチップがPIC12F635だったので、これは当然の流れ。
しばらく待っていると、なぜかエラー終了。
え??と思いつつ、再度挑戦してみると、今度は問題無く完了。
たまたま運悪くエラーが出たみたいですね。

そんなわけで無事ターゲットチップにファームを書き込めました。
これで現場に持って行っても大丈夫。  のはず。


2020年9月12日土曜日

IMAPで一騒動

 新しいノートPCが到着しまして、鋭意環境構築中でございます。
ちなみに旧ノートPCの修理見積も出まして、約13万円!!
新しいノートPCの購入額より高いというオチ。
もっと安ければ予備機として修理しておこうかと考えていたのですが、断念です。

さて、環境構築作業の中で、重要な作業の1つがメーラーの用意。
私はThunderbirdを愛用しております。

メーラー上で使用しているメアドは複数ありまして、
アクセスできる端末も複数存在しております。
そんなことから、メールサーバーへのアクセスは一般的なPOPではなく、
IMAPを使用しております。

POPでも複数端末からのアクセスは可能なのですが、
不要になったメールの消去管理が複雑になってしまうんですね。
当初は それで頑張ってたものの、結局ギブアップいたしまして、
IMAPに移行することにしたという経緯。

で、ここからが本題。

新しいノートPCにThunderbirdをインストールし、メアドの設定を開始。
作業は順調に進んで・・・・・・・いたはずなのですが、
作業中にメールサーバーへのアクセスエラーが発生した模様。
一時的に無線LANが不安定になった為かな?

無線LANの不安定は一時的なものなので、時機に復旧。
ところが、その際に発生したメールサーバーとの同期エラーが大問題の引き金でした。

この先は私の憶測が含まれております。
同期エラーが発生した結果、新ノートPCのメーラーでは、
メールサーバー内のメール状況を完全に把握できていない状態になっちゃいました。
具体的には、本来存在しているフォルダーとその中に入っているメール類を
存在していないものと誤認してしまったわけです、メーラーが。

そんな状態下、Windowsアップデート等で、ノートPCの再起動が発生。
当然メーラーもシャットダウンするわけですが、
その際にメーラーの方からメールサーバーに同期をかけるようなのですね。
一部のフォルダーしか認識していない状態なのに、
その状態にメールサーバー内を合わせようと動作したようでして、
認識されていないフォルダーをざっくり削除してしまった、というのが今回の経緯と予想してます。

さてこうなると、ゴミ箱からの復帰のように、簡単に元に戻すことが出来ません。
結局、レンタルサーバー屋へバックアップデーターの手配を依頼しました。
サーバー屋さんでは、毎日自動バックアップを取っているんですね。
ただ、バックアップデーターをこちらに頂く際に手数料が発生しまして、税込み5500円。(;;
サーバー代は1000円くらいですから、なかなか痛い金額です。

このデーターは単なるサーバーのバックアップデーターですから、
この中からメールサーバーの部分を取り出し、
サーバー上のメールサーバーへデーター復元という作業が必要になります。
これはユーザー側で行う必要があるのですが、
UNIX系のOSでサーバー構築の経験有る方ならば、
それほど敷居は高くないのかもしれませんが、私は そっち方面については素人。
さすがに自分で行うのはリスク高いので、知人にヘルプお願いしました。

なんとか無事に復旧してくれるといいなぁ。

2020年9月6日日曜日

V/Aプローブのその後

 開発中のV/Aプローブですが、ここ数ヶ月ほど超忙しくて、すっかり停滞してました。
しかし、すでに結構な費用をつき込んでいるので、
いつまでも このままというわけにはいきませぬ。

とりあえず基板用部品の最後の発注を行いました。
これで基板の実装が進められることに。

実装基板が出来たら、次はファームウェアの作成。

それが完成したら、次は筺体部で完成と。

なんとか今年中には完成させたいところ。

2020年9月5日土曜日

インバーターノイズとバトル

 先日、Iotユニットを設置した現場、ポンプにインバーターが入っておりました。
これが ものすごくノイズを撒き散らす代物で・・・・・・・

Iotとしては温度やら流量やらの測定値を飛ばすという内容なのですが、
センサー類は全てアナログ信号のインターフェース。
これらに壮絶にノイズが載ってくるんですね。

ディファレンシャルノイズであればノイズフィルター噛ますだけで、
割と簡単に対処も可能なんでしょうが、
どうやら敵はコモンモードノイズの模様。
現地で小手先の対処の無理無理無理無理ぃぃぃぃぃぃぃ

そんなわけで、今月中に再度行かなきゃならなくなってしまったわけですが、
ここのノイズが酷いのは今に始まった話ではなく、設備設置当初からだそうな。
そういう大事な話は ちゃんと こっちに伝えてくださいよー (;;

ノイズ対策の基本を ざっと羅列すると

①適切なアース処理

②金属電線管によるシールド

③電源線と信号線の分離

④ツイストペア線の使用

てな感じでしょうか。

で、上記を踏まえて先程の現場を見てみると・・・・・・・

・インバーターが納まってる動力盤にアースが取られてない。
・電線管は全て樹脂製。
・流量計は電源と出力信号が1本のキャプタイヤケーブルに纏められてる。
・ツイストペア線が使われてる箇所が無い。

ってな感じで、ダメ出しのオンパレード。
しかしここはお客さん側のテリトリーなので、こちらで手直しすることもできず。(;;

もし私の方に手直しを依頼されたなら、こんな感じにするかな。

まず流量計の配線に対しては、流量計のすぐ傍にプールボックスを設置し、
その中で電源線と信号線を分ける様にします。
電源線にはノイズフィルターを挿入し、流量計へのノイズ流入をブロック。
信号線にもコモンモードノイズフィルターかフェライトクランプを挿入し、
ツイストペア線でIot機器まで引っ張るという感じ。
この際、電源線と信号線は別々の電線管で走らせます。

ポンプの動力線についても金属管に収めなおし。
そしてポンプの近くにプールボックスを設置し、動力線を置き換えます。
実はこのポンプって水中ポンプなのですが、
設置型の水中ポンプの動力線って平型のキャプタイヤケーブルが使われてるんですね。
これをプールボックス内で、一般的な丸型のキャプタイヤケーブルに繋ぎなおして、
動力盤まで持っていきます。
丸型のキャブタイヤって、中の線は捩れながら納まっているんです。
つまり、ちょっとしたツイスト線構造なんですね。
それに対し平型のキャプタイヤケーブルは中の線が全て平行状態で納まってる。
この違いにより、若干ですけれど平型キャプタイヤケーブルの方が、
ノイズを放射しやすいというわけなのです。

とまぁ、ざっくりと書きましたけれど、実際これらの施工にはそれなりの工事費用が必要。
とても気軽にお客さんにお勧めできる代物ではないんですね。
はぅぅ、困ったもんです。

2020年8月26日水曜日

絢ほのかで一泊

 昨日はさっぽろへ出張。
午後イチからの会議だったので、午前中に札幌入りすれば間に合うものの、
昨今の減便の影響か、午前中移動だと飛行機代が高くつく!!

というわけで、前日の夜に札幌入りすることにしました。
しかしここで高い宿泊費が加算されると前日移動の意味が無くなるので、
リーズナブルな一泊の手段として、健康ランドに泊まることに。

この際、私のイチオシなのが、札幌の清田にある「絢ほのか」。


 

 

他の選択肢としては千歳空港内にある「新千歳空港温泉」で一泊し、
翌日の朝に札幌移動するとても有りますが、
「新千歳空港温泉」は自粛の影響で色々とサービスが休止中。
一晩過ごすということを考慮すると、現状ではお勧めしかねる感じ。

それに対し「絢ほのか」は、ほのかグループ各店の中でも最高と
私が思っているお気に入り店。

もちろん自粛の影響は受けているので、完全な通常営業とはいかないものの、
「新千歳空港温泉」に比べると格段に快適かと。

交通手段も超ラクチン。
新千歳空港発の高速バスで、「札幌都心(福住駅経由)」という系統の便は、
全て「絢ほのか」の前を通るのです。
千歳空港でバスに乗り、「清田団地入口」というバス停で降りれば、
もう「絢ほのか」の看板が見えます。
ちなみに私、下調べが悪くて「清田真栄」で降りてしまった為、
一区間歩くことになっちゃいました。(笑)
それでもたかだか5~10分程度の話ですが。

入館手続きし、入浴・マッサージ・晩飯の3連コンボ。
健康ランドなので、リクライニングチェアで休むことになるわけですが、
もう少しガッツリ休みたいという場合には、マット敷きで横になれる仮眠室も有ります。
私は某コミックに嵌ってしまった為、リクライニングシートで読書してましたが・・・・(笑)

朝、6時前に目が覚めてしまった為、6時を待って朝風呂へ。
3時~6時の間は清掃の為、入浴出来ないのです。
その後、7時過ぎてから朝食を。
いつもなら朝食は食わない派なのですが、
前夜読んでたコミックがメシテロ漫画だったもんで・・・・・・・(笑)
特別サービス中で、お泊り客は300円引きでモーニングセットが食える!!
450円のモーニングセットは非常にリーズナブルでした。

退館後は送迎バスで地下鉄駅まで無料で移動。
南郷18丁目行きと南平岸駅行きの2系統が有ります。
なお南平岸駅行きは福住駅も通るので、3系統の地下鉄全てに行ってるわけです。
今回は南平岸系統を選択しましたが、地下鉄駅まで20分ほどでした。

ヘタなビジネスホテル泊まるよりは、ずっとコストパフォーマンス良い気がするので、
また機会があれば使いたいですね。

ちなみにチェックアウトは9時なのですが、
今はサービス期間中で13時まで滞在可能ですよ。

2020年8月23日日曜日

PIC12F635

 某案件にて使用しようと、初めて触れてみた次第。
もちろん以前から存在は知っていましたが、今まで使う機会が無かったのでした。

今となっては2世代くらい前の石になるので、今更感が漂うところ。
しかし今回の案件は安全装置のような代物なので、
枯れたテクノロジーの方が向いてるのです。

当初はPIC12F1822を使う予定だったのですが、
基板変更無く12F635へ載せ換え可能と判明した為、急遽変更することに。

ということで、その案件用のソースを書く前に、叩き台に使うファイルを作ってました。
これの有無は、ソースの書きやすさに かなり影響します。
ちなみにマイクロチップ社からも叩き台は配布されているのですが、
自作品では がっつりコメントを増やしております。

というわけで本題。

12F635はA/Dコンバーターを搭載していないので、
12F1822の用にアナログ入力ピンの設定レジスタというのが存在しません。

では全てのピンがデジタルI/Oなのかと言うと そんなことも無くて、
コンパレーターの入力はアナログ動作なのですね。

この為、アナログ入力ピンの設定というのが、
コンパレーターの設定レジスタに含まれております。

従って、単純なデジタルI/Oピンしか使用しない場合でも、
コンパレーターのレジスタ設定をきちんと行わないと、
I/Oが 想定どおりに動いてくれないという事態に!

これは ちょっと気付きにくい内容と感じたので、あえて記載しておくことにしました。

余談ですが、PIC12F635にも弱プルアップ機能が載ってるわけですが、
なんとこれ、プルアップだけでなくプルダウンも選択可能なんですね、しかもピン毎に。

12F1822等では無くなってる機能なので、
この機能を持ってる石はほとんど無いのかもしれません。
TTL世代ならともかく、C-MOS世代だとプルダウンは結構有用なので、
この機能が無くなってしまったのは 非常にもったいないところ。