Fusion360は なかなかに強力な3次元CADソフトですが、
Inventorと挙動の差を見つけたので、自分用メモを兼ねて、ここに記載してみます。
それは、ミラーリングしたソリッド上に、更にソリッドを構築した場合の話です。
まず、Fusion360での場合。
①平面に四角をスケッチして、極々薄いソリッドを作成します。 (グレー色の板)
更に この後使うので、補助平面を作成しておきます。(薄い黄色)
※ソリッドを極薄にしたのは、単に見易くするためです。
②補助平面を対称面として、薄いソリッドをミラーリングします。
③ミラーリングで生成されたソリッド上に円をスケッチします。
この際、円が補助平面を 跨ぐ様に配置します。
④その円スケッチをソリッド化してみると・・・・・・・・
円柱になっていませんね。
では今度はInventorの場合。
①平面にスケッチして薄いソリッドを作成し、補助平面も作成します。
②補助平面を対称面として、薄いソリッドをミラーリングします。
③ミラーリングにて作成されたソリッド上に円をスケッチします。
④円をソリッド化すると・・・・・・
完全な円柱になっています。
Fusion360とは挙動が違うことが お解かり頂けたでしょうか?
これはInventorが特殊なのではなく、CATIAでも同じなので、Fusion360の方が要注意かと。
さてでは、Fusion360でも完全な円柱の作成が無理かと言うと、ちゃんと可能です。
②の状態まで戻り、スケッチしたい面に補助平面を作成します。
作成した補助平面上に円のスケッチを描きます。
この円スケッチをソリッド化すると・・・・・・
はい、ちゃんと完全な円柱が出来ました。
0 件のコメント:
コメントを投稿