2022年1月15日土曜日

3Dプリンターのケース

 すっかり こなれてきた感が有る3Dプリンターですが、
ケースに入っているタイプと、ケース無しのタイプの2種類に分かれますね。

安価な製品は 軒並みケース無しなので、
ケース無しのタイプを使用されてる方は多いかもしれません。

そこで先日ふと疑問に思ったことが有りまして、
ここに記載することにした次第なのですが、
3Dプリンターはケースが無くても構わない物
という誤解をされてる方はいらっしゃいませんか?

3Dプリンターを少し勉強すれば、
出力品質に室温が影響するという話は目にするかと。
でも3Dプリンターにケースが付いていないわけだから、
実はそれほど室温の影響って大きくないのでは?
と思われてる方が いらっしゃるかもと思ったわけです。

廉価版の3Dプリンターにケースが付いていないのは、
単にコストダウンの為です。
ではケースを別途用意しなければ使い物にならないかと言えば、
そんなことも無いんですね。

具体的には、熱帯地方のような非常に温暖な地域であれば
別にケースは必須では無くなるわけですし、
同様に室温を30℃くらいでキープできるような空調設備を用意すれば、
やはりケースの必要性は低くなります。

つまり使用者の環境と運用方法で変わるという話。
メーカーも当然それを解っていますから、
ユーザーが各自の判断でケースを用意してね、という話なのです。

極普通の一般家庭であれば、3Dプリンター用の環境を整えるなんて無理でしょうから、
ケースを用意した方がベターだと思います。

もう1つ注意すべき点は風。

体感でも解ると思いますが、風の当たり具合によって環境は変わるわけですよね。
一番理想的なのは3Dプリンターに対して風を当てないことですが、
現実的に難しい場合は風の当たり具合が変化しないように努めましょう。

余談ですが、うちの3Dプリンターもケース入りです。
ヒートベッドも装備されています。
ヒートベッドはABS用で、PLAには不要と認識されてる方も多いかも。
うちではPLA出力時にもヒートベッドを使用しています。
だいたい50℃くらいの設定ですけれど。
ケース内でヒートベッドを使用することで、ケース無いの温度状態が安定する、という話。
ヒートベッドが付いてる機種ならば、ぜひケースの用意をお勧めします。

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