ある開発案件用に、RFIDを検討することになりました。
予算が潤沢にあるのであれば、それなりのメーカー品を選択するところですが、
今回は量産単価が非常に限られているため、
RFIDリーダーの単価も かなり限られてしまいます。
ということで、安価なRFIDリーダーの検討の為、
千石さんから これを購入してみました。
もちろん、読み込むタグも必要なので、これも同時に購入。
で、先週の頭頃には届いていたわけですが、
ケーブル屋さんが忙しくて放置しておりました。
でもやっと時間が取れるようになったので、早速手をつけてみることに。
このRFIDリーダー、製品自体に何も説明書が付いてません。
千石のホームページにも説明書は無し。
まずここでちょっと躓いたのですが、メーカーのwikiページにてデーターを発見。
メーカー側では、RFM630と呼んでる製品のようです。
もちろん日本語のデーターシートなど存在しておりません。(笑)
全て英語なわけですが、それも必要最低限しか記載されてない感じ。
まぁ今回は読むだけなので、そんなに難しい話は無いはず。
と楽観して、配線作業を開始。
このRFIDモジュールはDC5Vで動作するので、まず5Vを供給してやる必要があります。
タグを読んだデーターはシリアル信号で出力されるのですが、
RS232フォーマットのTTLレベル信号だそうです。
今回は単なる動作検証なので、パソコンに繋いで読み込みテストを行うつもり。
となると、TTLレベルのシリアル信号を、RS232レベルへ変換する必要があります。
テスト冶具用部品庫を漁って、秋月製のレベルコンバーターを調達。
これを繋けば、それで配線は完了。
ちなみに読み込みだけの場合、RFIDモジュールのRXDは配線不要らしいです。
あとは添付されてるループコイルアンテナを繋いで、電源ON。
パソコンでターミナルソフトを起動し、ボーレートを9600にセット。
そしてタグをかざしてみると・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何も反応無し。
え??
配線チェックやら電源電圧チェックやら行っても、問題は見つからず。
最後の手段として、TXDピンをオシロで観察。
全くシリアル信号が出てきていませんでした。
うーーーん、初期不良かなぁ?
と、ここで壁にぶち当たり、とりあえずメシに行く事に。
メシを食いながらも やっぱ気になるわけですね。
そこで ふと、アンテナは大丈夫だべな??
メシから戻って、すぐにアンテナをテスターで調べると・・・・・・・・・
導通無いじゃん。
え?と思い、改めてループアンテナ見てみました。
ん? なんだこれ??
写真の右上の角近くに何か・・・・・・・・
穴開いてるじゃんか!!
ルーペで確認すると、ここで断線してました。
アンテナ不良が確定です。
RFIDモジュールのピンが刺さってたんでしょうね。
梱包の問題なので、クレーム言えないこともないですが、
まぁ、値段が値段ですしねぇ・・・・・・・
さてさて、どうしようか。
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