2017年7月7日金曜日

CLASSIC PRO のUPS

CLASSIC PRO製のUPSとは、サウンドハウスさんが販売している格安UPS。

昨日の事、知り合いの社長宅のインターネット環境がダウンしたというので、
急遽 様子を見に行ってきました。

結論としては、UPSからの電源出力が止まっていたので、
インターネット接続用の機器が全て停止していたというもの。

ルーターは最近買い換えたばかりなので、ちょっと焦りましたが、
単なる電源消失ということで、ちょっぴりホッとしました。

UPSを取り外し、電源を直接コンセントへ接続するようにして復帰。
停電時にインターネット機器がバックアップされませんが、
実用上問題無いだろうという判断になりました。

さてさてなぜUPSからの電源が止まったのか??

ここで使用していたのが、上記のCLASSIC PRO製のUPS。
とにかく安い!!
もちろん中国製なのはお約束ですが、ちゃんと動いてくれるなら、
とやかく言うこともないわけでして・・・・・・

しかし、今回の事案で、このCLASSIC PRO製UPSの問題点が浮かび上がりました。

①バッテリーの劣化状態確認機能が無意味。

たぶん、現在販売されてるUPSならば、各社とも搭載している機能だと思いますが、
バッテリーの劣化具合を自動で確認するという機能。
UPSに積まれているのは鉛バッテリーですから、時間とともに劣化します。
その劣化具合をUPS自身が判断して、バッテリーが劣化していると判断されたなら、
その旨の警告を出して、ユーザーにバッテリー交換を促します。

CLASSIC PROのUPSにも この機能は搭載されているのですが、
実際、役に立っておりません。
バッテリーが完全に劣化しているのに、正常と判断されちゃいます。
いざ停電が起きると、バッテリーが死んでるので あっという間に電源ダウン。
これじゃー、UPSとして信頼性が無いですよね。

②バッテリーが不良だと、電源出力が常時停止してしまう。

これは製品の質ではなく、仕様の問題だと思われますが、
ラインインターラクティブ方式にもかかわらず、
バッテリーダウンすると、商用電源が復帰しても電源出力が出てきません。
(今回のトラブルの一因)

バッテリーが死んでても、商用電源復帰時は電源出力が出てくれるんなら
まだ被害は少ないかもしれません。
ですが、CLASSIC PROのUPSは、UPS自身が電源出力を止めちゃってます。
勘弁してください(;;  という気持ち。
これじゃー、いつ電源出力が止まるか不安になってしまいます。

③製品内の基板の寿命がバッテリーと同程度。

大抵のUPSはバッテリーが劣化した際、バッテリーのみを交換できるようになっています。
ということは、バッテリー以外の部品はバッテリー以上に長持ちするよう作られてるわけです。

ところが、CLASSIC PRO製のUPS、基板の寿命がバッテリーと同レベルの模様。
長寿命設計されていないんですね。
一応、バッテリーの交換も可能にはなっていますが、
バッテリーが劣化する頃には、基板の方も怪しくなってくるので、
本体丸ごと買い換えた方がいいという話に。
いくら安いとは言え、これは さすがにどうかと思ったり・・・・・・

そんなわけでして、要は かなり信頼性の低いUPSだというのが私の感触。
もし購入される方は、くれぐれも その点をお忘れなく。

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