2016年8月24日水曜日

ドライボックス

3Dプリンターの造型材料であるフィラメントは湿気が大敵。
湿気を吸ってしまうと、造形に悪影響が出てしまうからです。

そういうわけで私は、フィラメントをドライボックスに入れて保管してあります。
要は密閉できる容器に、乾燥剤と一緒に入れておけばいい話なのですが、
ドライボックスが思いのほか安かったので、そのまま利用しておりました。

最初に購入したのはナカバヤシのDB-8Lという製品。
容量は8リットルと少なめですが、フィラメントのリールサイズを見て、
なるべく小さいものを選んだ結果、これになりました。

これを2台ほど使用していたのですが、新たにもう1つドライボックスが必要になりました。
先日書きました、バーベイタム製のフィラメント用です。

このフィラメント、私自身はもう使う気が無いわけですが、
新品ですし、他の3Dプリンターでなら使用できるでしょうから、
捨てるのは もったいないわけです。
ですので、とりあえずは保管しておくことにした次第。

このフィラメント、1リール500gなので、ちょっとリールが でかい。
ですので、DB-8Lだとサイズ的に きついので、今回選んだのはDB-S1という製品。

この2つ、単にサイズが違うだけではなく、大きな違いが1つ有ります。
それはパッキンの材質

DB-8Lはシリコンゴムを使用しているのに対し、DB-S1は発泡ポリエチレン。
簡単に言えば、スポンジみたいな代物ですね。
このことからDB-S1は廉価版という扱いかと思われます。
たぶん、長期的に見ると発泡ポリエチレンの変形にて密封性が悪くなり、
防湿性能が低下してきちゃうと予想されます。
まぁ、そのときは また何か考えることにいたしましょう。(笑)

早速届いたDB-S1にフィラメントを詰めて保管開始。

そして暫く経って気づいたことが!!


写真左側がDB-S1で、右側がDB-8Lです。
正面側に見えると湿度計が おわかりになるでしょうか?

DB-8Lを使用していて、この湿度計が40%(黄色と緑の境界)を切ることは
ほとんどありませんでした。
湿度計の精度の問題もありますが、この値段帯のドライボックスだと、
防湿性能はこの程度なんだろうなと、漠然と思ってました。

ところが今回導入したDB-S1では、この写真の通り、ガンガン乾燥してます。(笑)
ちなみに、中に入れてる乾燥剤の量は一緒。
これは単純に、パッキンの密封能力の差としか考えられません。

しかし普通に考えればシリコンゴムの方がベターなはず・・・・・・・・

そこでよーく観察してみると、DB-8Lの方はゴムパッキン部に隙間が有るみたい。
どうも、パッキン以前にケース側の問題っぽいです。

DB-S1では、ケース本体とフタを留めるバックルが4つあります。
(写真ではグレー色の部分)
それに対し、DB-8Lでは2つしかないのですね。
どうやらこの差が効いてるっぽいです。

他にも もう少し確認したい点がありますので、この続きは 後日また改めて。

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