2017年11月7日火曜日

seeedさんから基板到着

先月注文した基板、なんと本日届いてしまいました。
注文したのが10/27ですから、2週間経たずに到着したんですね。
業界の方からすれば、これくらいの納期が普通、むしろ遅いくらいじゃん?とか思われるかもしれませんが、格安基板という観点から見ると これは早いと思います。

DHLの袋に入って届きました。
seeedさんへ発注時、発送方法を複数選択できるのですね。
今回私はDHLを指定したのでした。

seeedさんへの基板発注手順については、次回の基板発注時に詳しく書きますね。

DHLの袋を開けると、中からseeedさんの梱包袋が現れました。
















中にエアーキャップ(通称プチプチ)が入っている緩衝袋です。
安くても、この辺の梱包は しっかりしてますね。

この袋を開けると、中から出てきたのがこれ。
















発注した基板がエアーキャップシートの真空パックに入ってます。
それと、おまけのシールが。(笑)
この辺の遊び心は好きですねぇ。


さて、やはり肝心なのは注文した基板の品質です。
早速パックを開けて基板を眺めてみました。

ふむ、悪くないですねぇ。

一番細かい、0.4mmピッチのコネクター用パターンがこれ。

















金フラッシュメッキのせいで、ちょっと見づらいかもしれませんが、なかなかキレイな出来栄えです。
ここを見てて驚いたのが、パッド間にレジストが入ってる点。

今回の基板、ソルダレジストダム幅を0.1mm指定したのは以前書きましたが、
私の理解だと、ここのパッド間にはレジストが入らないはずだったのです。
でも実際にはレジストが入っておりますね。
これは予想外の出来でした。 すばらしいです。

しかし、なんで計算上は入らないはずなのに、実際には入ってるんだろうと考えたら、
パッドとレジスト間の距離が違うことに気付きました。
前の記事にも書きましたが、この距離は0.1524mmが最小指定値でして、
私もその値で設計し、データーを提出しているのですが、
出来上がった基板では、0.1524mm以下の値になっております。
なので、ここのパッド間にレジストが入っているんですね。
どうやらseeedさん、この辺は必要に応じて調整してくれてる模様。
これはありがたいです。

次の写真は基板端の一部。
















角は切り落としをかけ(いわゆるCカット)、切り欠き穴も設けています。
こういう加工を加えても、基板代には追加料金が発生しません。
これもありがたい話でございます。

ざーーっと眺めていると、ここが ちょっと気になりました。
















ここは3216サイズの4連抵抗が載るパターンです。
上側の列のパッドの形が、ちょっといびつな感じですよね。
上側のパッドは、全てパターンで繋がっているので、その影響なのかなと思ってます。
繋がっているので、実装上は支障ありません。

ちなみに違う箇所のパターンを見てみるとこんな感じ。
















ここはパッドの形がきれいに出てますね。
ですのでやはり、パッド間が繋がっているせいという気がします。

最後にQFPパターンの箇所も載せておきます。
















0.8mmピッチなので、当然の如くレジストは入ってますね。
実装の際のトラブルを考慮すると、このレジストは大変ありがたいのです。

ちなみに、今回の基板ではレジストが結構な厚みで掛かっておりました。
しかしこのレジストの厚み、処理方法で差が出るのか、薄い物も存在します。
その場合、ビアの部分に若干銅箔が露出しちゃったりする場合もあるのですが、
まぁそれはそれで便利な場合もあるので、NG扱いはしない方向で・・・・・・・

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