Sakura.IO関連製品の開発に伴い、うちで必要になった為に作った代物でございます。
名称は「SakuraIOアダプター」。
↓表側
↓裏側
これはいったい何ぞ???と言いますと、一言で言えばゲタです。
表側にSakura.IOのモジュールを載せると、
裏側のコネクターから そのまんま信号が出てきます。
何に使うかと言いますと、Sakura.IO搭載機器の検査用です。
通信モジュールを搭載した状態で出荷する装置であれば、
特にめんどくさい話は発生しないわけなのですが、
通信モジュールを搭載しない状態で出荷する装置の場合は ちと問題。
通信モジュールを取り付けないと出荷前の動作試験が出来ないわけですが、
その為に新品のモジュールを潰すわけにはいきません。
そこでこのアダプターの出番というわけ。
検査用に通信モジュールを1個割り当てる必要はありますが、
何台もの製品検査を行うなら、そのモジュール代はペイできます。
ちなみに このアダプター使わずとも、通信モジュールそのものを使えばいいのでは?
という疑問を持たれた方、コネクターの抜き差し回数制限を忘れてはいけませぬ。
Sakura.IOの場合は約30回までと仕様書に謳われております。
この値は、抜き差し時の丁寧さで増減いたしますが、
ともかくも そんなに沢山抜き差しできるわけではないという話。
さすがに30回検査するたびに、新しい通信モジュールを用意するのは
費用的に問題が出るかと。
しかしこのアダプターを噛ますことにより、
消耗するのはアダプター側のコネクターですので、
30回ほど抜き差ししたら、アダプターだけを交換すればいいわけです。
アダプターと通信モジュール間のコネクターの寿命という問題があるので、
アダプターを30個くらい交換すると、通信モジュールも交換する必要はありますが、
それでも1個の通信モジュールで900回は検査が行えるという計算になります。
このアダプター、うちにはSakuraホルダーという製品が存在するので、形にできた代物。
Sakuraホルダーが無ければ、通信モジュールをこのアダプターに取り付ける際、
両面テープで固定する必要があるわけです。
すると、取れなくなっちゃうわけですね。(笑)
このアダプターではSakuraホルダーを使っているので、
ビスを外すだけで通信モジュールを取り外せます。
かなりニッチな需要の代物だと思いますので、
テックフロンティアの製品ラインナップには加えません。
同人ハード扱いとして公開いたしますので、興味有る方は問い合わせください。
なお、9/23の技魂2では実物を展示/販売予定です。
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