2016年9月21日水曜日

planetarianのゆめみちゃんのセリフ

友人の感想や、他の方のレビューを見てて ふと思ったことが。

ゆめみちゃんのセリフが冗長だったり、薄べったりだったと感じる方が、
そこそこいらっしゃる模様。

この指摘は 全くもって間違っていないです。
ところがこれを、台本の出来の悪さや、声優さんの演技力不足と
誤解されてる方が いらっしゃるようなのです。

これは、全くの間違い。

津田監督は ゆめみちゃんをロボットであるという視点で描いています。
過去に美少女ロボットがヒロインというアニメは存在しましたが、
ロボットである点を強く意識した作品は多くないのではないかと思います。
それらと混同してしまうと、上記のような解釈間違いが発生しかねません。

ゆめみちゃんのセリフが冗長なのはバグによる仕様。
これは劇中で本人が そう説明していますよね?
これは私の考えなのですが、そういう話し方をするゆめみちゃんだったからこそ、
屑屋は押し切られてプラネタリウムに関わることになったんじゃないかと思ってます。
ごく普通の話し方をするヒロインだったなら、屑屋は一言、「そんなものに興味は無い」と
言い残して去ってしまうのが妥当な流れじゃないのかな?

ゆめみちゃんの話し方が薄べったく感じるのは、
そういう演技をしてる部分を指してるのではないかと思ったり。
監督の談話を聞かれてる方ならば、ゆめみちゃんの話し方に差をつけてることを
ご存知かと思いますが、それを知らない方から見れば、
単に、すずき けいこさんの演技が下手なように感じてしまうのかも??

なんとも奥が深い作品だなぁと思ってしまいます。
 

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