2018年4月2日月曜日

高島屋の意識のズレ

以下、私の勝手な推測と感覚に基づいている点をご理解願います。

先日、京都の高島屋で起きた、限定人形の買占め事件。
客観的に見ても、一人が転売目的で買い占めたとしか考えられません。

とは言え、高島屋が先に掲げていた「一人2個まで」という告知も、
法的な拘束力には疑問があるので、強制的に購入を阻止するのは難しいかも。

しかし、列に並んだのに購入できなかったお客さんにしてみれば、
なかなかに不愉快な状況だったかと。

ここで私が気になったのは、高島屋からのコメント。
「買えなかったお客様には残念な思いをさせてしまい申し訳ない」
だそうです。

これに、非常に疑問を感じてしまったわけですね。
このコメントから推測するに、非難の声が挙がっているのは、
「列に並んだのに購入できなかった為」と受け取ってるフシを感じます。

まぁ確かに皆が購入できたならばこんな騒動にならなかったのは確かですが、
はたして問題はそこなんでしょうか??

私が思うに、転売屋が買い占めたという事実が問題なのではないですかね?


高島屋の言葉、「残念な思い」というのは「買えなくて残念」という意味だと思われるのです。
しかし、転売屋を見た人たちが抱いた思いは「残念」ではないと思うのです。
「悔しい」、「憎たらしい」等、人それぞれだと思いますが、
少なくとも、高島屋の言葉とは 違うと思います。


では、そうすると何が問題かと言いますと、
高島屋の視点からは、転売屋の行為を不当なものとして認識していない、
という風に捕らえることができるんですね。


もし、転売屋問題も含めてコメントを出すとすれば、
「買えなかったお客様には不愉快な思いをさせてしまい申し訳ない」
が正しいと個人的には思う次第。

高島屋の小売店としての誠実性に疑問を感じてしまった1件でした。

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