2018年4月21日土曜日

ComputeModule

安価な小型コンピューターボードとして大人気のラズベリーパイ。

その仲間で、工業用途を想定した製品として「Compute Module」というものがあります。

今かかわっている案件、PIC等のマイコンではメモリー的に能力不足な為、
ラズベリーパイベースのシステムにしようという方向で話が進んでます。

その場合、ラズベリーパイのブートデバイスであるSDカードが
弱点となってくる点、ご存知の方も多いかと。

その点、Compute ModuleはSDカードの代わりにオンボードのメモリーチップを使うので、
上記のような問題点は発生しなくなります。
(容量の上限という問題は新たに発生しますが)

ということで、Compute Moduleで製品化という予定で話を進めていたのですが、
詳しく調べだして大問題が発覚。
Compute Moduleには有線LANポートが無い!!

よーく調べてみると、確かにこれ、仕方無い仕様のようなんですね。

よく見かけるであろうラスベリーパイ2モデルBの場合で話をしますと、
これに載ってる有線LANポートって、CPUの複合チップに入ってる機能ではないんですね。
USBハブ兼有線LANコントローラーというチップが、別途搭載されているのです。

上記のチップがUSB経由でCPUと接続されて、有線LANが動作しているわけです。

Compute Moduleの場合、大元のUSBインターフェースは搭載されているものの、
その先にUSBハブ等を付ける場合はユーザー側の設計になるので、
結果として有線LANポートも無くなってるというオチなのでした。



ならば、ラズベリーパイ2などと同等の回路を載せてやれば?
という案も頭に浮かびましたが、その場合も大きな問題が発生。
MACアドレスをどうするん?

うちはメーカーではないので、MACアドレスを発行することができません。
ハードウェアを組んでも、MACアドレスが無ければ動作できないわけです。

はぅぅぅぅぅぅ

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