安価な小型コンピューターボードとして大人気のラズベリーパイ。
その仲間で、工業用途を想定した製品として「Compute Module」というものがあります。
今かかわっている案件、PIC等のマイコンではメモリー的に能力不足な為、
ラズベリーパイベースのシステムにしようという方向で話が進んでます。
その場合、ラズベリーパイのブートデバイスであるSDカードが
弱点となってくる点、ご存知の方も多いかと。
その点、Compute ModuleはSDカードの代わりにオンボードのメモリーチップを使うので、
上記のような問題点は発生しなくなります。
(容量の上限という問題は新たに発生しますが)
ということで、Compute Moduleで製品化という予定で話を進めていたのですが、
詳しく調べだして大問題が発覚。
Compute Moduleには有線LANポートが無い!!
よーく調べてみると、確かにこれ、仕方無い仕様のようなんですね。
よく見かけるであろうラスベリーパイ2モデルBの場合で話をしますと、
これに載ってる有線LANポートって、CPUの複合チップに入ってる機能ではないんですね。
USBハブ兼有線LANコントローラーというチップが、別途搭載されているのです。
上記のチップがUSB経由でCPUと接続されて、有線LANが動作しているわけです。
Compute Moduleの場合、大元のUSBインターフェースは搭載されているものの、
その先にUSBハブ等を付ける場合はユーザー側の設計になるので、
結果として有線LANポートも無くなってるというオチなのでした。
ならば、ラズベリーパイ2などと同等の回路を載せてやれば?
という案も頭に浮かびましたが、その場合も大きな問題が発生。
MACアドレスをどうするん?
うちはメーカーではないので、MACアドレスを発行することができません。
ハードウェアを組んでも、MACアドレスが無ければ動作できないわけです。
はぅぅぅぅぅぅ
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