2017年2月8日水曜日

バーベイタムのフィラメント、使えるかも?

idBOX購入者向けの特別販売で購入したバーベイタムのフィラメント、
結局使い物にならず、お蔵入りしていたわけですが、
今回のidBOX強化改良で、再度試してみることにしました。

以前の問題点は複数有ったわけですが、
まず造形物が 途中で剥がれてきちゃう問題については、
ヒートペッドが快調に効いてる模様。
全く症状が発生しません。

そしてもう1つの問題は、造形物の表面がガタガタのボソボソになってしまう点。
むしろこれが1番の問題だったわけですが・・・・・・・
やはり今回も再現してしまいました。
やっぱダメなのかなぁと思いつつ、よーく観察していると、
フィラメントの送り具合にムラが有る??


フィラメント送りを担当するフィーダー部にもステッピングモーターが使用されていて、
フィラメントの送り量が精密にコントロールされているわけですが、
実際にフィラメントと接しているローラーが滑らない前提の話なのです。

しかしやっかいなことに、このローラーとフィラメントの間で滑りが発生しても、
パッと見ではわかりづらいんですね。
フィラメントが高速で送られているときはリールが動くので解り易いものの、
低速で送られているときはリールを見てもよくわかりません。

しかし唯一見て判る場所を発見しました。
ステッピングモーターが駆動しているローラーと対になってるローラーです。
このローラーはフィラメントが送られないと全く回転しないわけです。
小さい金属のローラーなので、表面の汚れを見る感じじゃないと、
回っているかどうか判別しずらいのですが、
ともかくも、ここでフィラメント送りが滑っているか ある程度判別できるようになりました。

すると、やはりたまに滑りが発生しているようです。
完全に滑っているのなら、フィラメントが全く出ないので すぐわかりますが、
滑り方にムラが有る場合というのは、なかなかやっかいでした。

とりあえず、フィーダー部のテンション調整をMAXにしてみたところ、
以前よりはマシになりました。
それでもまだ、たまに滑りが発生する模様。

更によーく観察すると、フィラメントを引っ張ってリールを回す際に滑りやすい模様。
idBOXのリール台は、回転しやすさは あまり考慮されておりません。
とは言え、とりあえず使い物になるように出来てるだろうと思っていたわけですが・・・・・
その期待は みごとに裏切られたようです。(;;

考えてみれば、バーベイタムのリールは1巻500グラムで、
私が持ってるフィラメントの中では一番重いわけです。
リールの回転が負荷になって、フィラメント送りに滑りが発生するならば合点がいきます。

しかし、このリール台の問題を簡単に解決する方法が無い為、
以前、デアゴスティーニから支給された小分けリールを使ってみることに。
元々は冊子付属の小分けフィラメントを巻いて使うためのリールなのですが、
今回はこれに、バーベイタムの500グラムリールから少量だけ巻いて使ってみます。
さてこれではどうかな?
はい、フィラメントの滑りがほぼ解消された模様です。
やはり、リール回転の負荷がネックだったようです。
今後の課題として、リール台の改良を考えましょう。

しかしここまで色々と試してて、この改良型idBOXの問題点が見つかっちゃいました。
ヒーターベッド化したおかげで、テーブルとノズル間のクリアランス調整機構も
そっくり新しくなったわけですが、ここの調子が悪い!!

スプリングでテンションをかけながら、ナットを回してクリアランスを変えるという機構は
以前と同様なのですが、構造上ネジと板が擦る部分が出てきます。
以前の機構だとネジと厚めのアクリル板が擦っていたので、あまり実害は無かった模様。
しかし今回の機構だと、ネジと薄めのアルミ板が擦っています。
これだと、擦る際にネジ山の影響を受けまくるんですね。
その為、クリアランス調整が滑らかに変化しません。
ネジ山の影響でガタガタと動くわけです。

シビアな調整が要求されないならともかく、
クリアランス調整はコンマ1mmレベルでの調整ですので、これはちと問題。
そのせいか、造形出力する度にクリアランスが変わってる感じ。
さてさて、どうしたもんでしょうねぇ・・・・・・・

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