相変わらず、idBOXと絶賛格闘中でございます。
idBOXの公式掲示板をダラダラと眺めていたら、
くだんのフィラメント詰まりについて、皆さんお悩みの模様。
その中でいくつか非常に有益な情報がございました。
どうやらこの問題、以下の2点がネックみたいです。
①ヘッド部の部分冷却不良
②フィーダーユニットのフィラメント送り量の不一致。
①はイマイチ判りづらい話なのですが、
ヘッドでは しっかり温まらなければならない箇所と、
温まっては まずい場所というのが存在していまして、
温める方はヒーターとサーミスタによる電子制御でバッチリ管理されております。
しかし温まっては まずい箇所の方は、小型の電動ファンとヒートシンク、
それとヒートシンクに開けた穴を使ってコントロール?しています。
コントロールと言っても、電子制御も何も無く、あとは成り行き任せという状態。
どうやらここで十分冷えていないと症状が起きているらしいのです。
すると、本来溶けちゃまずい場所でフィラメントが溶け出すという現象が起きるのです。
②は薄々疑問には感じていた点なのですが、ボンサイラボさんの設計を信じていました。
造形時にテーブル上で消費するフィラメントの量と、
フィーダーユニットがヘッドへ送るフィラメントの量は合致していなければなりません。
送るフィラメント量が足りない場合は、造形物がスカスカした感じになってしまうわけですが、
逆にフィラメント量が多かった場合はどうなるか・・・・・・
どうやら今回の不具合症状は、まさにこれが原因っぽいのです。
送るフィラメントが多かった場合、idBOXの構造上、余分量が逃げる場所はありません。
すると、フィーダーユニット内で送るローラーとフィラメントが滑ることになる、
はずなのですが、事態はそう簡単ではありませんでした。
上記の①の症状が併発していると、余分量のフィラメントがヘッド内で溶けて、
だんだん溜まっていく感じになります。
溜まっていくと言っても、液体状で溜まるのではなく、
軟化したフィラメントが太く変形していくというもの。
すると、太くなったフィラメントがヘッド内の穴を通れなくなり、
フィラメント詰まりの現象が発生するという仕組みです。
この推論は、色んな点で現象と合致するので、かなり確率の高い推測です。
これへの対応策はただ1つ、フィラメントの送り量を減らせばOK。
ということで、設定ファイルをいじって送り量を減らしてみたわけですが、
そもそも どこまで減らすのがいいのかが不明。
掲示板では84%まで減らすと具合良くなったという話もあるようですので、
100%~84%の間に正解値があると思うのですが・・・・・・
なお100%というのはidboxのデフォルト値です。
本来ならこの値でフィラメント送り量が合ってなきゃならないはずですが・・・・
とりあえず、85%にセットしてみて大物をテスト造形してみましたが、詰まり起きず。
ちなみになぜ大物なのかといいますと、
上記の推論では、長時間の連続造形の際に詰まりが起きるからです。
時間が経つことで、だんだんとヘッド内の状況が悪化していくわけですので。
で今度は88%で造形してみましたが、特に問題無いみたい。
今度は90%にして造形テスト中。
現在、この状態です。
それにしても、今日届いたPolyplus、目に見えて減っていってます。(笑)
時間と材料費だけで考えたら、ちょっとした部品の造形はDMMさん等に外注したほうが
安上がりかもしれませんねぇ。
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