先月発注していた基板が、やっと届きました。
中国の工場からは去年の内に発送されていたようですが、
通関やらスイッチサイエンスさんの業務やら年末年始で止まっていた為、
届くのが ちょっと遅れてしまった模様。
時期柄、仕方ないですよね。
届いた箱を開けて、いの一番に目に入ったのがこれ。
お正月気分が感じられて、なかなか面白いですねぇ。
これで何か得するわけではないのですが、ネタとして好きです。
さて、今回届いた基板はこれ。
お気づきかと思いますが、同じ基板を4枚面付けしております。
個々の基板のサイズは19mm×24mm。
これを4枚面付けし、50mm×41mmに収めています。
これをどうやって個々にバラすか・・・・・
商業ベースの基板であれば、個々の基板の分断線にVカットという切り込みを入れ、
そこから割ればOKなのですが、趣味の基板はコスト優先の為、Vカットは使いません。
そこで登場するのが、これ。
ミニサーキュラソウテーブルEX
見かけは小型の丸のこ盤。
実際、そういう使い方も主目的なのですが、
複数存在する替え刃の1つに、ダイヤモンドプレートというのが有ります。
切るというより削るという方が正解な刃なのですが、
これを使うと基板がキレイに切断できるのですね。
余談ですが、ホーザンでもPCBカッターという製品を販売しています。
見てわかるように、色以外は上記のミニサーキュラソウテーブルEXにそっくり。
実はホーザンで売ってるのはOEM品なのでした。
しかしホーザンの方は基板の切断を目的に売ってることから、
ダイヤモンドプレートが標準装備されております。
プロクソンの製品だとダイヤモンドプレートは別途購入する必要があるので、
総額は似た感じになってしまいますね。
話は戻りまして、スイッチサイエンスから届いた基板、
よくよく見ると、1枚だけ外形が おかしな物が入っています。
左手前が欠けてしまってますね。
基板の切り出し工程のミスの様ですが、気づかずに出荷されてしまった模様。
銅のパターンまで達してしまっているので、左手前の1枚は使えませんが、
そもそも今回の基板は試作品で、大量の余りが出る予定なので実害無し。
でも、スイッチサイエンスさんに、不良品出荷の事実だけは伝えておいたほうがいいので、
一応メールしておきました。
さて、ミニサーキャラソウテーブルEXで切り分けた基板がこれです。
これ、何なのかと言いますと、セイコーエプソンのTG-5021というTCXOが載る代物。
リンクでお解かりのように、秋月電子で購入可能なので、安価で高精度なクロック源です。
ところが、電源電圧も ちょっと低いし、出力波形も謎。
そんなわけでお手軽に利用できるモジュールにしたいと思って基板化してみることにしました。
IC1には、秋月で販売しているVISHAYのSI91841DT-285を載せ、2.85Vを作成してます。
とりあえず試作1号機を組み立てて、TG-5021の出力を見てみると・・・・・・
キレイな方形波になっていませんね。
何より やっかいなのは、出力電圧レベル。
データーシートには最小0.8Vとだけ記載が有りますが、
ほんとに1Vくらいしか出てこないとは・・・・・・・
この電圧レベルのままだと汎用性が無いので、
少なくとも3Vくらいまでは持ち上げてやる必要があります。
さて、どうしてやりましょうか・・・・・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿