前回の最後に思いついたFET出力のプルアップ抵抗の元電源変更、早速試してみました。
TCXO用に搭載している2.85Vのレギュレーター出力から、
プルアップの電源を頂くという作戦です。
これならモジュールへの供給電源電圧が変わっても影響受けないわけですね。
電圧が下がるので抵抗値は小さくしてやる必要があるはずなので、
まずは1KΩから試してみました。
前回同様、黄色の波形がFET出力で、青の波形がTC7SET04の出力。
黄色の波形が凄い形になってて、TC7SET04の出力のデューティ比がダメダメですね。
次は約690Ωの際の波形。
さっきより少しマシになってきた感じですね。
更に470Ωにしてみると・・・・・・・
TC7SET04出力のデューティ比が逆転しちゃいました。
インバーターON時間の方が長くなってます。
ということは、470Ωだと減らしすぎということのようですね。
最適値は560Ωくらいなのかな?
ということで新たに抵抗を用意して、テストの続きです。
ところが、なんとここで、うっかりミスに気づきました。
TC7SET04の出力だけプローブを繋いで波形見ると、様子が違ったのです。
そこでハッと気が付きました。
プローブの負荷のために、FET出力部の波形が変わってしまっていた模様。
つまり上の載せた写真3つは、基板単体動作時とは異なっている波形だったわけです。
うーーん、プローブの負荷が こんなにも重いとは・・・・・・
ということで、FET出力の波形は見ず、
TC7SET04の出力波形だけを見て抵抗値を調整することにします。
で、まず最初は約690Ωの場合の波形。
繋ぐプローブを変えたので、上の写真では青色だった波形が、
今回は黄色の波形で表示されています。
前の写真の690Ωの場合よりは、かなりいい感じになっていますね。
よーく見ると、インバーターのON時間の方が若干長いので、もっと抵抗値を上げた方がいい模様。
今度は1KΩにしてみました。
インバーターのON時間が短くなりすぎちゃった感じです。
もう少し抵抗値を落としてみましょう。
今度は約825Ω。
いい感じになりましたね。
デューティ比も ほぼ50%くらいの模様。
これならば、プルアップ抵抗の元電源にレギュレーター出力を使っても良さそうです。
ということで、次のリビジョンでは回路変更いたします。
抵抗値は また再調整が必要ですね。
本番ではTC7SET04は使わず、他の石に変える予定です。
話は変わりまして、10MHzを生成する分周用の石ですが、
TC7W74が手には入れましたので交換してみました。
今まで載ってたTC7WH74の出力波形がこれ。
で、TC7W74に換えた波形がこれです。
みごとにオーバーシュートとアンダーシュートが減ってますね。
これならば出力のダンピング抵抗を挿入しなくても いけそうな感じ。
やっぱ、速けりゃいいというわけではないですね。
たたちょっと悩みどころが1点ありまして、TC7W74は互換品が無いのですよ。
TC7WH74ならば、テキサスとかで互換品が存在するのですが、TC7W74には無し。
もしかしたら昔は作っていたけど、今は辞めてしまったというパターンかもしれませんが、
もしそうだとしたら、TC7W74の入手性にも暗雲が・・・・・・・ (;;
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