2017年1月30日月曜日

TG-5021モジュールRevC続編2

新たな部品も購入してきたりしまして、前回の続きでございます。

前回の最後に思いついたFET出力のプルアップ抵抗の元電源変更、早速試してみました。
TCXO用に搭載している2.85Vのレギュレーター出力から、
プルアップの電源を頂くという作戦です。
これならモジュールへの供給電源電圧が変わっても影響受けないわけですね。

電圧が下がるので抵抗値は小さくしてやる必要があるはずなので、
まずは1KΩから試してみました。
















前回同様、黄色の波形がFET出力で、青の波形がTC7SET04の出力。
黄色の波形が凄い形になってて、TC7SET04の出力のデューティ比がダメダメですね。

次は約690Ωの際の波形。

















さっきより少しマシになってきた感じですね。

更に470Ωにしてみると・・・・・・・
















TC7SET04出力のデューティ比が逆転しちゃいました。
インバーターON時間の方が長くなってます。
ということは、470Ωだと減らしすぎということのようですね。
最適値は560Ωくらいなのかな?

ということで新たに抵抗を用意して、テストの続きです。
ところが、なんとここで、うっかりミスに気づきました。

TC7SET04の出力だけプローブを繋いで波形見ると、様子が違ったのです。
そこでハッと気が付きました。
プローブの負荷のために、FET出力部の波形が変わってしまっていた模様。
つまり上の載せた写真3つは、基板単体動作時とは異なっている波形だったわけです。
うーーん、プローブの負荷が こんなにも重いとは・・・・・・

ということで、FET出力の波形は見ず、
TC7SET04の出力波形だけを見て抵抗値を調整することにします。

で、まず最初は約690Ωの場合の波形。
















繋ぐプローブを変えたので、上の写真では青色だった波形が、
今回は黄色の波形で表示されています。
前の写真の690Ωの場合よりは、かなりいい感じになっていますね。
よーく見ると、インバーターのON時間の方が若干長いので、もっと抵抗値を上げた方がいい模様。

今度は1KΩにしてみました。















インバーターのON時間が短くなりすぎちゃった感じです。
もう少し抵抗値を落としてみましょう。

今度は約825Ω。

いい感じになりましたね。
デューティ比も ほぼ50%くらいの模様。

これならば、プルアップ抵抗の元電源にレギュレーター出力を使っても良さそうです。
ということで、次のリビジョンでは回路変更いたします。

抵抗値は また再調整が必要ですね。
本番ではTC7SET04は使わず、他の石に変える予定です。

話は変わりまして、10MHzを生成する分周用の石ですが、
TC7W74が手には入れましたので交換してみました。

今まで載ってたTC7WH74の出力波形がこれ。

















で、TC7W74に換えた波形がこれです。
















みごとにオーバーシュートとアンダーシュートが減ってますね。
これならば出力のダンピング抵抗を挿入しなくても いけそうな感じ。

やっぱ、速けりゃいいというわけではないですね。

たたちょっと悩みどころが1点ありまして、TC7W74は互換品が無いのですよ。
TC7WH74ならば、テキサスとかで互換品が存在するのですが、TC7W74には無し。
もしかしたら昔は作っていたけど、今は辞めてしまったというパターンかもしれませんが、
もしそうだとしたら、TC7W74の入手性にも暗雲が・・・・・・・ (;;

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