2017年1月9日月曜日

TS-130 ⑧

今日は幕張に用事が有ったので、途中、秋葉に寄って部品を購入してきました。

目的地は千石と秋月電子でしたが、千石で購入予定の74LS00が売り切れだったので、
急遽マルツにて購入。
マルツに置いてあって良かったぁ。(;;

しかし最近の千石、かなり欠品が見受けられます。
模様替えの影響なんでしょうかねぇ??

千石ではチップ抵抗だけ購入してきたのですが、3種類購入したのに、
帰宅して袋を開けると2種類しか入ってません。
レシートには載ってるので、袋詰めの際のミスかと。
とりあえず、営業時間帯になったら店に電話してみます。


それはさておき、これでTS-130の部品が揃ったので、手をつけてみることに。
前回の記事で不良疑いの2SC1815、ストックが有るので交換してみました。

74LS00も予防交換。
マルツで入手した74LS00も日立製だったのですが、
さすがに現在手に入るやつは大丈夫ですよね????

それと、一部で話題になっているSN16913Pも交換しておきました。
この石も足の腐食によるトラブルが起きるそうな。

外した74LS00とSN16913Pの写真が こちら。















足が なかなかいい色しているのが お解かりになるかと・・・・・・

あと、電解コンデンサーも一通り交換。

残る懸念点は2SC460。
PLLユニットには11個も載っているのですよ。(;;
予防交換したいのは やまやまですが、高周波アナログ回路なので、
安易に違う石に載せ換えるのはリスクが高いわけでして・・・・・

1個や2個なら、カット&トライで やってみるのも有りですが、
さすがに11個ともなるとねぇ・・・・・・・(笑)
そんなわけで、2SC460は目をつぶる事にしました。

ちなみに、足の色を見てみると、普通の銀色をしています。
問題の2SC460って、足が塗装で黒っぽくなってるらしいので、
この2SC460は新しいタイプの方なのかな??
もしそうなら腐食の心配は無用、劣化によるhfeの低下だけが懸念事項です。

ついでに、IF基板にも手をつけてみました。
PLL基板と同様、TS-130の底面側に位置しているので、手を加えるならこの機会。

IF基板は電解コンデンサーの交換が主目的。
やっかいだったのはC62とC63。
低背型の電解コンデンサーが使われています。
低背型の電解コン自体は入手できないこともないのですが、
長寿命品のような高性能タイプとなると難しいです。
そもそもラインナップが存在しないのでね。

かと言って、ここだけ残すのも片手落ちな感じです。
幸いC62とC63はパラレル接続されています。
なので2個を纏めて、1個の電解コンデンサーに置換することにしました。
置き換えたのはルビコンのZLHなので、元の2個時よりも性能的には良いはずです。

IF基板には他に、製造中止品のリレーLZN403と、
要注意トランジスター2SC460が3個載ってます。
LZN403はどうしようもないので このままに。
2SC460も動いているうちは 手をつけないでおきましょう。

ところで、以前の記事でAF-GEN基板のハンダ付けの品質に疑問を呈しましたが、
今まで手をつけた基板全てに同様の傾向が見受けられました。
これが どこかの怪しいメーカー品ならともかく、
あのトリオさんなのですから、これがこの当時のハンダ付け品質の限界なのかも。
まぁ、気づいたら補修していくしかないですね、こればっかりは。

ただその中でも1つだけ、これはアカンというのが有りました。

マイカコンデンサーのハンダ付けなのですが、見た目に何か違和感を感じました。
イモってるわけではなく、ちゃんと富士山型になっているし、
目玉ができてるわけでもないのですが、ハンダパッドの中央に、
コンデンサーの足だと思われる茶色の丸が見えます。
こんな状態のハンダは今まで見たことがありません。

なんか気になったので、とりあえずコテで加熱してみると・・・・・・・
目玉になりました!! 
その後は どんなに頑張っても、ちゃんとハンダが付いてくれません。

さすがに変なので、一旦部品を外してみると・・・・・・・
足の部分に被膜のコーティングが付いたままだ!!

これが件のマイカコンの写真です。
 














問題が起きたのは左側の足。
この写真では 既に被膜を剥がした後なので、銀色に光ってますが、
部品を外したときには、こげ茶色の被膜が薄く被っていたのでした。

マイカコンの製造時、リードを上にして被膜の液に漬ける方法のはずなので、
何らかの拍子にリード部分に被膜の液が付着してしまう事は有り得ます。

もしその場合はハンダ付けの際にその被膜を除去する必要があるわけですが、
そのまんまハンダ付けしてしまっていました。
完全な目玉になってれば、検査で すぐ判ったんでしょうけど、
あの見た目ならば仕方ないかもなぁ・・・・・・・・

あと、手を付けていないのはVFOユニットとFINALユニットのみとなりました。
VFOユニットは故障が起きるまで開けたくないですし、
FINALユニットは分解するのが面倒。(ヲィ

書き忘れていましたが、VFOの目盛とSメーターのバックライトをLEDに置き換えました。
Sメーターの方は完全に切れていましたし、VFOの目盛の方は なぜかすごく暗い。
使っている電球が電圧違いなのかもしれません。

電球交換は 結構楽に行える構造になっています。
青緑色のゴムの電球ホルダーに電球が差し込んであるだけです。
ちなみに電球は こんな感じ。
















リード線ごと引っ張れば すぽっと抜けてくるので、交換は簡単ですね。

最初、3φのLEDに置き換えればいいだけかと思ってたら、
この電球、直径がφ4.5くらいなんですね。
3φのLEDだけだと、電球ホルダー内で遊びまくり。
なので、秋月で売ってる拡散キャップを被せてみたら、割といい感じになりました。

置き換えるLEDも秋月で調達しました。
色選択に少し悩みましたが、元々が電球ですから無難に電球色にしましょう。
ということで選んだのがOSM5YK3131A

そんなに輝度は必要無いだろうと思い、
OSM54K3131Aではなく、こっちにしたのですが、
結論としてはOSM54K3131Aの方が良かったかも・・・・・・

明るさの調整はカット&トライで行う必要があります。
電球への供給電圧は13.8V。
噛ませる抵抗値は最初4.7KΩから初めたのですが、結局1KΩで落ち着きました。
これだと約9mAくらい流れている計算になりますね。
これでも定格で光らせているわけではありませんが、
OSM54K3131Aならば 半分以下の電流値で足りたような気がします。



そんなこんなで、ロータリースイッチの接触不良以外は これで一段落。
これでまた暫くエージング運転を行って、症状が出ないか監視することにしましょう。

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