うちで使ってるハンダごて、鉛入りハンダ用はコテペン40とコテペン60、
鉛フリー用にはCXR-41と、組み合わせでした。
ここ最近請けてるケーブルASSYの組立作業、
全て鉛フリーハンダが指定なもんで、CXR-41に頑張ってもらってました。
鉛入りハンダような感覚では、ハンダ付けが進まなかったわけですが、
鉛フリーハンダの特性のせいなんだろうなぁと勝手に解釈していた次第。
今日から手がけたケーブルが ちと大物でして、
シールド線に電線をハンダ付けする必要がありました。
いつものようにCXR-41でトライしてみたものの、全くダメ。
全然火が通りません。
CXR-41は型番が示すとおり、40Wクラスのハンダごて。
鉛入りハンダで40Wクラスのハンダごてならば、
特に問題無くハンダ付けできそうなシールド線なので、
鉛フリーハンダだとハンダごての火力を上げないとダメかなぁと思いました。
そこで いつもは鉛入りハンダ用に使ってるコテペン60のこて先を換装し、
これでハンダ付けにトライしてみると・・・・・・・・・
あっさり付きました。
なんか違和感を感じたので、改めてコテペン40も換装して試してみると、
こっちも問題無し。
ということは・・・・・・・・
CXR-41の火力無さ過ぎ
うーーーん、参りましたねぇ(笑)
まぁ、このCXR-41は知り合いからも頂き物なので、特に思い入れあるわけではなし。
これをお蔵入りにして別なコテを用意するのも有りなわけですが、
そこで問題になるのは、何に置き換えるかという点。
CXR-41が非力と言っても、このコテが特殊というわけではなく、
むしろ一般的な構造の、いわば標準タイプ。
それを考えると、やはりコテペンシリーズの優秀さが際立つわけです。
なので、コテペン40とコテペン60を新たに購入して置き換え、
というのが順当な選択なのでしょうけれど、
両機種とも既に製造中止。
在庫も完売しているので、新規入手不可なのです。
んーーー、参りましたねぇ。
ところで、鉛フリーハンダも色々存在しておりますが、
今回うちで新たに導入したのがこれです。
日本スペリア社のSN100C(030)という製品です。
(030)というフラックスの種類を表してるようですね。
焦げ付き耐性を持ってるという代物でして、ハンダ付け後の見栄えがいいんですね。
最近のハンダは基本的に無洗浄なので、焦げ付きがあれば、
それがそのままお客さんのとこに行くわけでして、あんま気持ち良くはないわけです。
しかしこのハンダのを選んだのは そこだけじゃないんです。
このSN100Cというハンダ、銀入りではないんです。
一般的に鉛フリーハンダというと、銀を含んだ合金組成なんですが、
このSN100Cは銀を含んでおらず、代わりにゲルマニウムが入ってます。
銀を使っていない分、値段も安いんですね。 ※ここ重要(笑)
しかし、安かろう悪かろうでは 業務用として??なところですが、
メーカーの資料いわく、むしろハンダ付け信頼性が向上してるらしい。
もしこれが本当ならば、とんでもない代物です。
まぁともかく、百聞は一見にしかずなので、実際に使ってるみようと購入してみた次第。
はたして・・・・・・・・・・
いあー、なかなかに素晴らしいです、これ。
ハンダ付け信頼性については、簡単にテストができないので、
長い目で様子を見るしかない感じ。
となると、即簡単に判断できるのはハンダ付け作業性です。
これがですね、銀入りハンダと全く変わりません。
コテペンと組み合わせて作業してると、鉛入りハンダに近い感覚かも。
これで銀入りハンダより安価なのですから、超お気に入りになりました。
今回はφ0.8を購入しましたが、今後別なサイズも揃えていこうと思ってます。
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